4年L、副将を務めておりました石川菜斗です。
まず初めに、OBOGの皆様、保護者の皆様、学校関係者の皆様、日頃よりご支援、ご声援をいただきありがとうございます。
定型分のようになってしまいますが、23'シーズン幹部という役職を通し、またリーグ戦を通してその力を改めて感じました。本当にありがとうございました。
次の24'シーズンも変わらぬご支援のほどよろしくお願い致します。
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引退して1週間ほどですが、卒論に追われ意外と充実した日々を送っています。
ただ、体重が減ったり足が細くなったり腕筋が落ちたり、身体は嘘をつかず悲しくなってるので落ち着いたら遊びに行きます。リョウセイ、嫌がるなよ。
リーグ戦前のブログでは、決起ブログ的な内容だったので、ここでは今シーズン通した反省とその上で後輩たちに伝えたいことを書かせていただきます。
まず反省から
いくら振り返っても反省ばかりがでてくる。ああしていればこうしていればと思うことはたくさんある、そもそもシーズン中にその作業を行っていれば良かった。でもしなかったのは俺の行動力、量が圧倒的に足りていなかったから。誰もがそう感じていると思う。
幹部として、リーダーとしてもっとチームに向き合わなければいけなかった。
アップちゃんとやってないやつがいる
声出しサボってる奴がいる
フットワークを突き詰めてできない
グラボ寄らない
ジョグインジョグアウトやらない
練習試合でいつも負けないようなチームに負けるとき
練習試合で大敗する
とか
一年通していろんな状況があるが、明らかにチームを変えなくてはならない時に、変えるための行動、努力をしなかった。
気付けていないのは論外、気付いていて何も施さないのは更に論外である。
これは、自分のプレー面にも影響したと思う。
自分の成長が止まっていると気付いた時、動画でフィードバックして、何が悪いのか研究して、明日の練習でこれを意識して、変えてみようという行動を怠った。
してはいたが、変わってないからしてないも同然。
チームの状況を変えようとしないこと、自分のプレーを良くするために何か変えようとしないこと、悪い意味での相互作用をもたらしていたと思う。
自分の中で考える習慣が徐々に無くなっていった。それは自分でもわかっていた。
結果
リーグ戦1勝4敗、ブロック5位、入れ替え戦へ進んだ。
当然の結果
4年間部活動をやり切ったことを褒めてもいいのかもしれないが、勝負は結果が全て。ここにこだわらなければいけないし、でないと日本一なんて取れるわけもない。勝つための過程も伴っていなかったチーム、自分がこの現実を蔑ろにしてはいけないと思う。
でも、いくら悔やんでも俺にはできない
だから現役の皆んなには少しでもこの反省を、これから書くことを参考にしてくれたらと思う。
"停滞は退化、変化は進化"
スポーツをしていれば、何十回も耳にすることだと思う。ただこの考えと行動が大事だと感じた。
自分の当時の状況に置き換えると、
チームが成長していないのに気づいていながら何も施さないことで、負ける試合、勝てない試合が続く。
個人技術の停滞に気付いていながら反省を怠り、改善をしなかった。
停滞時に何もしないからチーム、自分は退化し、変化しないから進化もしない。
こんな状況であった。
だから後輩のみんなには、
停滞に気づき変化を恐れずに進化し続けてほしい。
最後のハドルでも言ったが、
日本一になるチームは全員が1点を取ることに貪欲になり、1点を守ることに貪欲になっていると思う。全員が。
個人レベルで停滞に気付き、変化し続ければ、確実にそんなチームに近づくと思う。
まずは、個人が自分の停滞に気付き、変化し進化すること、そうしたら試合に出る機会が増えてチームの勝敗に関わる機会が増えると思う。
この勝敗に関わることで、チームの状況に敏感になり、気付くことができるようになる。
チーム単位でいえば
個人の停滞はチームの退化になるし
個人の変化はチームの進化になる
武蔵は小規模であるから、この構図は分かりやすく成り立つと思う。
しかし、個人の変化というのは、下級生1人ですることは難しい。
そのために、上級生がいるし
武蔵は上級生からの意見を貰いやすい環境であるから、下級生は最大限に生かした方がいい。誰1人嫌がる人はいないし、皆の成長は上級生全員が期待してる。
そして
24'メンバーには、停滞に気づく目をもっている人が沢山いる。今、もし気付けてなくても本気でチームのことを考えていればいつの間にかそこに気付けているはず。
それに気づいた時、それを個人だけに留めずに伝える勇気を持ってほしい。そして皆でしっかり話し合って、何か変えようとする勇気を持ってほしい。
今まではしてこなかったからじゃなくて、自分たちがどうしたいか、どうするのがベストであるのかを考え抜いてほしい。結果的に何もしない選択をしたとしても、その作業が重要であって、この継続がチームを変化させ、進化させる。
考える癖、習慣は大事。チーム状況や個人の状態を把握し続けるという意味でもそうだが、もう一つ。
それは、楽しくなること
4年間どんな時が楽しかったかなと思い返した、
もちろん試合に勝つ時、初めて試合に出た時は嬉しかったし楽しかった。
でも、何か新しいことを考えてそれを試して成功した時、この時に1番楽しさを感じた。
初めて自分だけで考えて問題が解けた時、勉強の楽しさを感じると思う、
それと同じように
新しいダッヂを覚える
新しいフットワークメニューをやってみる
新しいアップを取り入れてみる
とか
些細なことでいいから、新しく何か違うことをやってみる、考えてやってみる。これが楽しさにつながると思う。
特に新4年生には覚えておいてほしい。
恐らく今後、今までやってきたメニューやアップ、トレーニングとか楽しく感じなくなることがあると思う。
そんな時
このメニューやり方少し変えてみようとか
このアップ違う動作でも同じ効果でないかなとか
別の方法で同じ筋肉鍛える方法ないかとか
考えてほしい。
そんな小さいきっかけで少し上手くなるかもしれないし、部活、ラクロスを楽しく感じると思う。
ゆうさくさんも常々
「ラクロスを楽しんでる姿を見せるのも4年生の役目」
と言ってるように
自分が楽しむため、チームが楽しめるようになるために考え続けてほしい。
そしたら自ずと後輩たちも付いてくると思うから
最後に、
この環境に本気で向き合ってほしい。
4年間、この部活で過ごす意味を見出すには日本一という結果ももちろんだが、多くのことに本気で向き合うことで見えてくると思う。
朝早く起きて、練習して、眠い目擦って授業受けて課題して、バイトして、寝て
普通じゃできない生活をせっかくできているんなら、環境や人に本気で向き合って少しでも意味のあるものにした方がいい。そうでなきゃ絶対に後悔する。
俺が後悔を感じているから、後輩には本気で向き合ってほしいと思う。逃げるな。
情けない代の副将だけど、ぜひ受け取ってほしい。とても応援してます。
そして、
このMULAXに入り多くの人に出会えて、今まで経験したことのない場面に立ち会い、味わったことのない感情を味わうことができた。
環境、人、場面、時間、全てが自分を人として成長させ、人生を豊かにしてくれました。
学生生活で得た経験を生かし、強い人間になれるよう頑張って生きます。
自分に関わってくれた全て、本当にありがとうございました。
副将 石川菜斗