顔がペニーワイズに似てるとか足の短さがドラえもんとか言われて地味に気にしてる1年ゴーリーの池邊裕一です。
まず初めに日頃より武蔵大学男子ラクロス部の活動にご支援、ご声援をいただいている保護者の皆様、OB、OGの皆様、学校関係者の皆様に感謝申し上げます。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
一か月前、4年生は引退し、二部に降格した。
1年生の自分から見て、’24MULAXは一年前からリーグ戦に絡んでいた先輩方が多く、攻守ともにとても強いチームだった。オフェンスでは陽平さんやあけさんを中心に何点も決めるのを見てきたし、ディフェンスもりょうせいさんや悠理さん中心に鉄壁ディフェンスで点を決められる気がしなかった。
それでも負けた。スコアは0-1だった。
入部してから、七大戦やリーグ戦などたくさんの試合を見てきたが、0-1というロースコアで負けた試合を見たのは初めてだった。
サッカーに比べてラクロスは点が入るスポーツと言われていて、自分でもそう思っていたが、この1点で4年生は引退し、今までお世話になってきたコーチもその試合が最後で、二部に降格した。
一点が重すぎた。
自分の一点に対する見方が変わった日だった。
そして’25MULAXが始まった。
自分がゴーリーを始めて4ヶ月が経った。
ゴーリーというポジションはディフェンス陣をまとめるリーダー的な役割で、発信からセーブ、クリアまで試合中に考えなくてはいけないことがとにかく多い。
正直ショット受けるのは怖いし、当たったらめっちゃ痛い。
でも、死ぬ気で止めにいかなくちゃ止められない。
この4ヶ月で一番成長を感じたのはセーブだったし、セーブは特にこだわっていた。
練習後はアフターで先輩方のシュー練を受けて、みんなが帰った後は壁あてやシャドーをした。とにかく努力した。
しかし、セーブはもちろん、クリア、パス精度、視野、発信、戦術理解など課題は山積みで、ディフェンス陣には何度も迷惑をかけてきたしこれからも迷惑をかけてしまうかもしれない。
ロースコアの試合が予測されるウインターで、リーグ戦同様、一点の重みとプレッシャーは半端ない。
俺がディフェンスの司令塔として、また最後の砦として、全うしないと勝てない。
この4ヶ月自分には何度も失望したし、先輩方のような頼りがいのあるゴーリーにはまだ程遠いかもしれない。
でも、俺がやらなきゃ。
ウィンターは俺がゴールを命懸けで守ってチームを勝たせる。
サマーの予選敗退から4ヶ月が経ち、待ちに待ったウィンターがやってきた。
去年の先輩たちはこのウィンターで優勝した。
でもそれに対して、プレッシャーを感じる必要はないと思う。
去年の先輩たちは「一戦一戦に集中してたら気づいたら優勝していた」と言っていた。
まずは目の前の相手に勝つ。
一戦一戦どんな相手でも結果なんて気にせずにその一つの試合に向き合って、全力で勝ちに行こう。
途中のスコアなんて気にしない。
そのために一点一点着実に取りにいく。
最後に、自分がチームに思っている正直な意見を書きたいと思う。
今の1年チームの現状の課題として、コミュニケーション不足が挙げられると思う。
先輩方に試合中やレスト間のコミュニケーションが足りてないとよく言われてしまう。
動き方が分からない時、いつもその場で教えてくれる先輩方がいないウィンターでは自分たちの考えで話さないといけないし、一つのミスに対してもっと原因と改善をその場で話し合わないとまた同じミスをして負けてしまう。
合同チームということもあり、それぞれの大学の攻め方や守り方が染みついているので、もっとコミュニケーションを取って認識のズレを無くさないと勝てない。
そのうえ、ウィンター本番はいつもとは違うグラウンドで、ラインも見づらいしすべりやすいため、臨機で変えなくちゃいけない所もたくさん出てくる。
コミュニケーションにこだわることは今からでも遅くはない。
言葉にしないと絶対に分からないし伝わらない。
だから、とにかくいっぱい喋ろう。
試合中の自分の判断や行動に自信があってもなくても、たくさん喋って勝つために必要なことだけを考えよう。
そして、合同チームという特徴を活かし、コミュニケーションを通してそれぞれの個性を最大限に発揮しよう。
今までたくさんの試合を通して、みんなの能力はどこの大学にも負けてないと思う。
まだ思うような結果は残せてないけど、フレッシュマンカップは三位だったし、それぞれの能力は絶対他の大学に負けてない。
だから自信をもってプレーしよう。
このウィンターで優勝して、もっと高みを目指せるチームになろう。
グラボ一本、パス一本、ショット一本、すべてに全力で一点を取りにいく。一点必勝。
一本に全力で一点。
一点に全力で一勝。
一勝に全力で優勝。
一戦一戦勝って、絶対優勝しよう。
いざ、出陣。