まず初めに日頃より私たち武蔵大学男子ラクロス部を支援してくださっているOBOGの皆様、保護者の皆様、学校関係者の皆様、本当にありがとうございます。
小規模校ながら今まで一部リーグで戦えているのは、皆様からのご支援ご声援のおかげだと感じています。
今後とも変わらぬ応援のほどよろしくお願いいたします。
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人それぞれ人生のターニングポイントがあるとすると、私のターニングポイントは2021年2月25日だ。
これは早稲田戦に勝った日でも、史上初のfinal4が決まった日でも決勝戦の日でもない。
この日がターニングポイントだと感じる人は私だけかもしれない。
この日は私が所属しているアナライジング班での勉強会が始まった日だ。
この勉強会はアナライジングスタッフとして、戦術の駆け引きやゲームコントロールがどう行われていたのかの視点でも考察を行えるようにという意図をもって始まった。
週に1回2,3時間ほどzoomをして、その日までに課題として1試合分見てさまざまな視点から考察を書くというのは、知識のない私からするとすごく難しくて何回やっても低レベルな考察しか思い浮かべないことが悔しかったし、苦しかった。
それでもなんとか付いていくうちに、どんどんラクロスというスポーツが好きになった。
いままで私は人が好きで部活に取り組んできていたが、勉強会がきっかけでいつのまにかラクロス自体の虜になっていた。
ラクロスが好きになったことで、プレーヤーとのコミュニケーション量も次第に増えていった。
今年のポジションリーダーたちには感謝している。
同期というのももちろんあるが、我々が提示する考察や目標値に対して例年以上に質問や意見をしてくれたり、私たちのラクロスIQをより高めようと彼らからミーティングを提案してくれたりしたことで、提示するものの質もより高くなっていったと思う。すごく協力的で救われた。ありがとう。
そしてなんといっても、仕事の後でも嫌な顔せず勉強会を開いてくださっていたコーチの長妻さんとゆうさくさんには本当に頭が上がらない。
ど平日の夜21:30から、長い日で夜中の1:00ごろまで付き合ってくれるコーチなんてきっと武蔵にしかいない。
去年のリーグ戦、強豪校を次々に破っていく武蔵の快進撃は凄かった。
間近で観ててすごく気持ちが昂ったし、日本一にも初めて近づけた気がした。
特に初戦の早稲田戦での勝利は、この部活をやってきて報われた瞬間でもあった。
それでも日本一にはなれなかった。
去年の萌さんのブログですごく心に響いた言葉がある。
"私の4年間は勝つことでしか報われない。"
本当にそうだと思う。
過程が大事と捉える人もいると思うが、私は勝負の世界では結果が全てだと思っている。
負けたということは何かが足りていなかったということ。
私は自分の4年間を"足りてなかった"で終わらせたくない。みんなも同じ気持ちだと思う。
だから絶対に勝とう。
後輩スタッフへ
いつもふざけてばかりで(練習中はちゃんとやってたけど!)頼れる先輩にはあまりなれていなかったと思う。
相談したかったけどできなかったって思わせてしまっていたらごめんね
みんなにとって部活が好きな場所になるためにはどうすればいいかを自分なりに考えて最後の1年やってきました。
もし部活を好きになるきっかけに少しでもなっていてくれたら嬉しいです。
プレーヤーとは違って自分の成長が目に見えてわかるわけではないから、ずーっと同じモチベーションを保ち続けることは難しいかもしれないけど、みんながやってることは絶対意味のあることなので自信を持って続けてほしいです。
武田彩伽