なぜ同期内で自分だけ彼女がいないんでしょうか3年AT橋本勇希です。
まず初めに日頃より武蔵大学男子ラクロス部の活動にご支援、ご声援をいただいている保護者の皆様、OB、OGの皆様、学校関係者の皆様に感謝申し上げます。
新チーム始まってからここまでの自分の想いをこのブログに書かせていただきます。
1月にあけさんと電話をした。
「何を目標にラクロスをやっているのか」
と聞かれ、
「チームが試合に勝利し、みんなで雄叫びをあげ、みんなでガッツポーズして、みんなで思いっきり喜びたい。自分が点を決めて、みんなが寄ってきて、みんなとハイタッチして、みんなに頭を叩かれたい。そんな瞬間を味わうためにやってます。」
と、そんな感じのことを答えた。
そして、電話の最後に
「お前には期待してる。俺らの代と遜色なくでれるように頑張れ。」
と言われた。
『実力で』尊敬してるあけさんにこんなことを言われてすごく嬉しかった。まじやったろ。そう決意した。
そう思って練習に取り組んできたつもりではあったが、もちろん、そんな簡単にいかなかった。怪我の影響もあったが、それでも本気で努力をしてきた。とは胸を張って言えない。
ここで、怪我の影響もあったが、と言ってしまっている時点で逃げている。
きっと、ラクロスをやっていて自分より大きい怪我を乗り越えて、怪我の期間、怪我の復帰後に自分よりも何倍もの努力をしてきた人がいる。それなのに、いつも心のどこかで自分は怪我をしてた時期があるからしょうがない、できなくて当たり前、と逃げてきた。
実際、7大戦や練習試合では先輩達におんぶに抱っこ。先輩や後輩、同期のおかげで、試合には勝てていたが自分は何も貢献できていない。
試合のたびに反省で、4年以外が1on1をかけれないから攻めのバリエーションが少ないと言われた。
その通りだった。
自分はただクリースにいるだけ。オフボール側でエンゲージしてるだけ。たまにお溢れで点を決めてそれに満足してるだけ。実際は何もしていないのに。ショットが上手いたいしは活躍してた。たいがも気迫のライドをしてた。チームが勝てればいい、自分は何もしてなくてもチームが勝っていれば、と思っていたが、
やっぱり悔しかった。自分がチームに勝利に貢献したかった。チームを勝たせたかった。
早稲田戦の1週間前くらいに陽平さんに
「ゆうきのこと起点で使おうと思ってるからこの1週間1on1頑張ってくれ」
と言われた。
1on1をかけれるけんごさんやみずきさんがいなかったからかもしれない。別に自分が上手いわけではないけど、もうやらせるしかないからしゃあなしで自分にかけさせてるのかもしれない。理由は分からない。
それでも、自分に起点や勝負所を任せてもらえることがすごい嬉しかった。
自分の1on1が少しでもオフェンスの力になるかもしれないと思えた。
まだ自分の力だけでは点を取り切ることはできないし、自分の実力に過信しているわけでもない。パスミス、キャッチミス、セルフダウンだってたくさんする。
でも、『自分の1on1』という武器でチームに、武蔵のオフェンスに貢献したい。チームを勝たせたい。その想いで試合に挑んだ。
前日にみずきさんからLINEがきた。
「ミスしても4年生がカバーしてくれるから大丈夫!辛かったら2階見てね、応援メッセージ送るから!ゆうきはうまいから自信持て!!」
あいらぶだよみーちゃん。と思った。
試合当日、自分より緊張してる4年生を見て、自分自身そこまで緊張しなかった気がする。
何なら、俺がやらなきゃ。とすべてを背負ってそうなあけさんに
「自分たちはマジで4年生信頼してるので、あけさんも俺ら信頼してください。パスください。」と声をかけた。きっとその言葉にすごい救われてたと思う。全然おっけいですよ。
最初のオフェンスで、たいしからパスを受け、いつも通り1on1をかけた。
気づいたらショットを打っていて、ゴールネットが揺れていた。
ゴールが決まって、どんなパフォーマンスしようかな、とか考えていたら目の前にあけさんがいた。だから、そのまましぶしぶあけさんとハグをした。ビデオで見返すと、点が入った瞬間、陽平さんがすごい勢いで自分のもとに寄ってきてた。あのハグ、勢いありすぎて結構痛かったです。たいがはめっちゃチェイスに走ってくれてた。俺決めてんで。たいしとかいつばは同じタイミングでガッツポーズしてた。2人とも背小っちゃくてぽっちゃりでかわいい。今でもそのシーンを見返す。自分の得点、1on1がチームに貢献できたこと。7大戦の時より成長できていたこと、それが何より嬉しかった。
自分のチームの勝利に貢献したいという想い、4年生と試合に勝ちたい想いは新シーズン始まってから一度もぶれていない。
明日は、リーグ戦最終戦の明治戦。
俺は、チームは、勝つこと以外見えていない。
勝つためならなんだってする。
死ぬ気でグラボに寄る、声を出す、チェイスに行く、ブレイクバックする、泥臭いプレーをする、走れなくなるまで走る。
そして勝利と共に、雄叫びを上げて、大ガッツポーズをして、みんなで喜びたい。
今できる最大限、ベストな状態で、笑って4年生に引退してもらおう。1、2、3年生と一緒にラクロスできてよかった、って言ってもらいたい。7大戦でけんごさんが何回もお前らのおかげで勝てたって言ってくれた。嬉しかった。それをもう一回言ってもらいたい。
明治自体は1分3敗と、まだリーグ戦を通じて1勝もしていない相手だ。
明治の4年生は最後の武蔵戦に、
全てを懸けて何が何でも勝ってやる、という気持ちで挑んでくるだろう。
武蔵の4年生だってそうだと思います。
自分が言葉では言い表せないほど、想像できないほどの勝ちたいという気持ちを持っているはず。
じゃあここで相手とどう差をつけるか。
それは"1、2、3年生の試合に対する想い"だと思う。
どれだけ勝ちたいと思っているか。試合に出たら学年関係ない。4年生が死ぬ気で戦っていても、自分達、後輩が少しでも気持ちの部分で相手に負けていたら、チームは勝てない。マッチアップが相手の4年生でも関係ない。自分達が4年生をも超えるほどの『勝ちたい、勝ってやる』という強い気持ちを持たなければならない。
俺たちがやらなくちゃいけない。
俺達が武蔵を勝たす。
俺達が4年生を勝たす。
そのくらいの気持ちを、試合に出る出ない、プレイヤーマネージャー、学年関係なく全員が持って挑む必要がある。
絶対持てるはずだ。
もう試合は明日。不安な気持ちはない。
なぜなら後輩、同期、そして最高にかっこよくて信頼できる4年生がいる。
自分の身体がどうなってもいい。
この試合にさえ勝てればいい。
さあ最後、勝って終わりましょう。
橋本勇希