まず初めに、日頃より武蔵大学男子ラクロス部を
ご支援頂いているOB、OGの皆様、保護者の皆様、そして学校関係者の皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。
引き続き’23MULAXの応援をよろしくお願い致します。
ついに最後のブログ。
4年間のスタッフの活動から感じたことを書いていこうと思う。
拙い文章ですが、最後まで読んでいただければ幸いです。
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「スタッフの仕事って果てしない」
こんなにもスタッフの仕事の量も幅もあるなんて、入部当初の私は想像していなかっただろう。
分析
広報
トレーナー
審判
会計
グラウンド業務
もちろん仕事の分担も役割もあるが、その1つ1つの仕事を細分化すると本当に果てしない。
今シーズンはスタッフの人数も少なくなり、1人1人の仕事量も今までと比べてとても多くなった。
勉強会、ファイル作成、お金の管理、フィードバック、グッズ考案、目標・反省出し、、、
今私が挙げたものはほんの一部にすぎない。
みんなの見えないところで、スタッフはたくさんの時間をかけて仕事をしている。
でも、スタッフの仕事は結果が顕著に表れることは少なく、また、結果が出るまでに時間がかかることが多い。
自分の仕事がチームの力になっていることだと自分自身では気づきにくいものだ。
今シーズン、私は後輩と話をした機会に、
いろんな気持ちや想いを聞かせてもらった。
その中でスタッフの仕事が、
"チームのために必要で力になっている"
このことを実感することは本当に難しく、
自分の仕事に対して、自信を持っていないスタッフがたくさんいた。
仕事に意味を感じず、ただ淡々と仕事をこなしてしまっていたスタッフも多くいた。
実際に私も下級生の時は、
この仕事がチームの何に繋がっているか、
本当に意味があるのか、
疑問に思っていたことはたくさんあったから、後輩が同じ想いをしていることが悔しかった。
何回も伝えてきたかもしれないけど、
みんなが普段当たり前に行なっている業務には1つ1つ意味があって、チームの力になっていることを分かってほしい。
些細なことかもしれないが、
ビデオアップが練習中に終わるようになったことも、選手にとって練習後すぐに見返すことのできる環境をスタッフが作っている。
こうした1つ1つの当たり前の業務や日々の積み重ねが繋がってチームの力になっていることを忘れないでほしい。
今の3年生以下は向上心がとても強くて、
グラウンド進捗やミーティングを見てても、
「もっとレベルアップできる」という気持ちがすごく伝わってきて、4年生ながら圧倒されることもあった。
1人1人強い気持ちはあるから、
周りをどう巻き込んでいくか、
全員でどう力を合わせて働きかけていくか、
これを考えていくことが大切だ。
そこでやっぱり
"コミュニケーション"
が大切になってくるのではないか。
この言葉は今シーズン嫌というほど全員聞いてきたのではないだろうか。
単純なことだが、
自分の想いを伝えて、相手の想いを受け止める、
このやりとりをめんどくさがってはいけないし、
怠ってはいけない。
目指しているところはみんな同じだが、そこまでの辿る道や考え方は人それぞれ違うかもしれない。
そこをどうやって受け止めて、理解して、お互いを求め合える存在になれるか。
自分の想いをただ一方的に伝えるだけじゃなくて、相手の想いを受け止めることがとても大切になってくる。
きっとたくさん時間がかかるし、衝突することもあるかもしれない。
なかなか自分の想いや考えが相手に伝わらないかもしれない。
ただ、それで諦めたらもうそこで終わりだし、その先の成長には何も繋がらない。
スタッフ同士はもちろん、スタッフと選手、ユニットの違うスタッフ同士、、
チームの中でいろんな人とたくさん時間をかけて話をしてほしい。
人数が少ない武蔵だからこそ、コミュニケーションは必要不可欠だし、これを諦めず乗り越えた先に、個人としても、チームとしても大きな成長があるはず。
ここまでコミュニケーションについて書いてきたが、これは私の反省でもある。
私ももっと時間をかけて、
自分の想いを伝えて、同期、後輩、選手それぞれの想いに向き合い、行動に起こすべきだった。
来シーズン、後輩にはこんな後悔をしてほしくないからこそ、今ある一瞬一瞬を大切にして、伝えること、受け止めることを諦めないでほしい。
そして、
スタッフの仕事は果てしないからこそ、
いろんなことに挑戦して、失敗して、また挑戦し続けてほしい。
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「マネージャーの仕事って果てしない。
だからこそ、可能性は無限大。」
4年間ありがとうございました。
'23MULAXを心から応援しています。
佐藤理衣