8月16日
リーグ戦初戦一橋戦
この日から2ヶ月が経とうとしている。
全員がこの日の悔しさを忘れることはない。
この試合に負けてから武蔵は負けが許されなくなった。
絶対絶命だったけれど
毎週訪れるリーグ戦の日々に追われた。
気づいたらリーグ戦5戦を終えていた。
今は入れ替え戦を控える日々を送っている。
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『全員が武蔵大学男子ラクロス部にいることに価値を感じ自ら成長ができる』
先日LACROSSEMAGAZINEJAPANに掲載された弊部HC長妻さんの記事を読んだ。
“全員がこの部にいることに価値を感じる”
当たり前のことに思えるが一番難しい。
マネージャーであれば、それはなお難しいと感じた。(私個人の意見ですが)
価値を感じることで成長できるのなら
逆に言えば
価値を感じることができなければ成長すらできないということなのか。
本当に難しい。
何度もラクロス部にいる価値を見失ってしまう私にとって永遠の課題だ。
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入れ替え戦を控えた今
全員が成長しなければ来年1部で戦えない
そう感じている。
試合に出場する選手はもちろん、Bチームの選手も1年生もマネージャーも、全員がそう
勝ち進んできた2部の1位チームなんて勢いと活気で溢れていて恐ろしい。
そこに圧勝しなければいけない。
勝てなければ来年などない。
そのためにチームが一つになる必要がある。
でも
チームって一つになるのが本当に難しい。
だって83人の”人”が一つの目標を目指すから
誰か1人でもそれを諦めたらそれはもうチームの目標ではなくなるから。
‘19mulaxは入れ替え戦と同時に終わる。
悲しくて寂しい、だからこそ勝って終わる。
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ある時、同期の部員が1人辞めようとした時を思い出した。
急遽2年生mtgを開いて本音で言い合って
普段は静かな人が喝をいれたり
マネージャーからも話があったり、
その中で忘れられない言葉があった。
“俺はラクロスうまくもないし、チームで活躍とかしてないけど、ラクロス好きだし、ただ同期が好きで同期と過ごすのが楽しいから辞めないし辞める気もない”
なんの変哲もない言葉だったかもしれないけど
私にとっては本当に特別な言葉だった
なぜかはわからないけど。
そんなことを思える選手がいて良かった。
みんながラクロスを始めたきっかけであろう”楽しむ”気持ちを忘れていなくて良かった。
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‘19mulaxが終わろうとしている今、
部員全員がラクロスを楽しむことを忘れていないか
マネージャーもそう。
選手をサポートすることに疲れていないか。
来年度、’20mulax主将久保谷さんとお話しする機会があった。
“日本一になる、けど楽しくラクロスする。
勝つことに必死でたまに忘れてしまうけどこれが1番大事だよな!”
忘れてた。
私はマネージャーなのに忘れてた。
楽しむことが一番大事なこと
どんなに辛い状況でも最後まで選手を支える
“強いマネージャーになろう”
ある四年生マネージャーに言われた。
選手がいるから私達マネージャーがいる
そのことを忘れてはいけない。
入れ替え戦が終わる、試合終了のホイッスルが鳴るまで選手を信じる。
来年も1部で戦うため、
‘20mulaxが日本一を獲るため、
4年生に笑顔で引退してもらうため
2年 濱川萌