お世話になっております。
‘20MULAXの副将を務めさせていただきました中塚です。
昨年度、多大なる応援やご支援をしていただき、ありがとうございました。
このコロナ禍にもかかわらず支援をしていただいたおかげで、できうる最高の環境で活動をすることができました。
引き続き’21MULAXの応援をよろしくお願いいたします。
今回引退するにあたってブログを書かせていただくことになりました。
少し長かったり、内輪でしか伝わらないことがあるかと思いますが、温かい目でお読みいただけると幸いです。
自分がラクロス部に入った理由であり、この気持ちのまま頑張れた理由があります。
それは「人」です。
この代のチームスローガンは“FAMILY”と掲げていて、チーム全員が家族に思えるほどの愛がありました。
今回のブログでは、その「人」をテーマに
4年間を思い出しながら書きたいと思います。
まず、入部した時を思い出します。
正直部活をやる気はありませんでした。
サークルで遊んで、女の子と遊んで楽しく大学ライフを...なんて思っていました。そこでサークルを何個か見て思ったのが、「少し感覚が違うな。」ということ。
自分は遊びが大好きなのですが、自分でいうのが恥ずかしながら生真面目な一面があり、自分の大学生活の理想と本心のギャップがすごかったのを覚えています。
そんな中ラクロス部からも誘われていました。一番覚えてるのは木戸さんです。とても遊び人感が強いのに熱いものを持っていて、趣味も多く面白い人だなと思いました。
そして気づいたら入部を即決していて、この代の入部第一号でした。
つまり何が言いたいかというと、入部した理由は「人」でした。
日本一を目指しているところも強く惹かれたのですが、人が良くなかったら入ってはいませんでした。
先輩方誘っていただきありがとうございました。
次に、FOになった経緯を書きたいと思います。
新歓期間中に宗さんこと、望月さんが今はなき「おしどり」にて見せてくれた海外の動画で、「ここしかない。」そう思ったのを今でも覚えています。
試合中に自分だけの時間があるのがFOだけだと思っていて、自分だけに注目が集まる瞬間があることに惹かれました。
目立ちたかったんです。
そして、気づいたら4月の最初のナイター練からFOをしていました。そんな入部したてのやつに教えてくれたり、そもそも練習に混ぜてくれた先輩はすごく寛大だなと思います。
あの頃は練習行く、混ぜてくれた、勝てなくて悔しい、なんて気持ちで単純でしたが、今思うとあのピリピリするリーグ戦前の時期に、混ぜてくれて教えてくれるなんて、普通じゃなく優しい。
本当に人に恵まれてる人生だなと今になってわかります。
そして新人戦が始まりました。
サマー、ウィンターともに立教に負けました。
そしてあすなろでの決勝も武蔵vs立教。
本当にドラマ的な展開で、さらに勝利して関東で優勝しました。
さらにはMVPもとることができて最高でした。
もうフリーシュー万歳って感じで。
このころから後藤君との因縁が始まりました。
こんな「人」とのつながりも部活ならではで、尊敬できる相手でした。
他大学とのつながりは多くて、前川君をはじめとしていっぱい友達ができました。
今度みんなで飲みにでも行きましょう!
次のつながりは後輩たちです。
武蔵の後輩たちはいい子ばかりで、まじめで尊敬できます。しかもとにかくかわいい。
よく飲みに行った後輩もいれば、スノボとかも行ったり。「にいやん」って呼ばれるのはすごい好きで、今現在はそんなこともなく寂しい思いをしています。
みんなの事を書くと長くなりすぎてしまうので、少しおバカなFOの後輩の事を書こうと思います。
まずは、恭彰。
最初は本当にどうしようもないやつで、遅刻常習犯、且つ言い訳常習犯。嘘をついたこともあった。
そんな恭彰がこの数年間でだいぶ変わった。
遅刻はほぼないし、素直に謝るようになったし。体調チェックだけはできないらしいが...。
人格形成は6歳頃に終わるはずなのに、本当に頑張ったと思う。
ただ、これが本来の恭彰かもしれないけれど、その殻を破ったこと、一度堕落していた性格に鞭を打ち直したこと。
簡単なことじゃないと思う。
軌道に乗ってしまえば簡単なことだけど、そこを修正できたことはすごいと思うよ。まぁあの時はだいぶ怒ったな。
一言も話さない日もあったし、鬼に見えることもあったと思う。FOでは少し嫌なこともして、むかつくことも多かったかもしれない。でもそれは成長してほしい一心だった。
試合でもいいプレーはよくあった。
手元に関しては本気でトップを狙うことのできる実力があると思う。
そんな恭彰に期待が膨らむほどに、もっと上を求めるようになっていき、ほめることは少なくなってしまった。ごめんな。
もう後の一年間でやることは見えてると思う。
小勝さんはすごい人だけど、頼りすぎちゃだめだぞ。最後に戦うのは自分だからな。頑張れ。
次に遠松。
いろいろな方が見るブログでは書けないので、遠松の思い出は割愛させていただきます。
遠松は武蔵FOのホープといっても過言ではないと思う。
普通に強いと思うよ。
ただ、甘い部分が多いと思う。それは朝まで飲んで、酒気帯びFace-offをするような人間性から来てるな。
そんなお前のために、練習前日は飲まない協定を作ったな。楽しいことは優先したほうが俺もいいとは思う。ほどほどにね。
何も考えていないような遠松だけどいろいろ考えてて、自分が決めたことを一貫している。
そんなところに遠松の強さはあると思う。遠松なら負けない。自分に厳しく。期待してる。
こんな後輩に囲まれて過ごしたけれど、毎日の練習は楽しくてついつい口数が多くなってしまうことも多かった。おれはこのFOチームで本当に良かったと思う。
癖は強すぎたけど、それゆえ本当に楽しかった。
本当に二人とも強くて、時代を牽引できると思っています。
皆さん今後の武蔵FOに期待を!
3年になるころに浅田とアメリカに行きました。
中村弘一さんという方にお世話になって、現地でFOをさせていただきました。
これも人とのつながりによって実現できたことで、本当に感謝しています。FOの経験も素晴らしかったのですが、現地で多くの方にお世話になりました。皆さんが盛大にもてなしてくれて素晴らしい経験でした。
これも人と人とのつながりによって生まれたもので、ここでも「人」を感じました。
そして最後の大会。
例年のようには開催できなかったのですが、特別大会という形で開いてくださったJLAには本当に感謝しています。
初期のころから前向きに検討してくださっていて、特に学生のためにと動いてくださったこと。
このようなことを通して、またラクロスが好きになりました。
四年間日本一を目指してきて最後となる大会。
とにかく勝ちたかった。自分の活躍なんて二の次でよかった。
そんなことを思わせてくれる仲間たちでした。
FOというポジションは一人で戦っているように見えて、そうではありません。ウィングとの連携とかを言いたいわけではなく、FOは試合の大半をベンチで過ごします。
FOから点を取るか、仲間に託すしかない。
なんなら9割以上が後者で、試合中は祈ることのほうが多い。そんなときにみんなでこの試合を戦っていると感じます。
このチームでFOをやらせてもらえたこと、本当に幸せでした。
結果としては予選敗退。後悔がないといえばそんなことはないけれど、最高な4年間だったと思うことができました。
やはり最後の大会を通して感じたのは同期への愛でした。
毎日グラウンドに行くのが楽しくて、ただそれだけでも楽しい4年間だと思わせてくれた同期は、このメンバー以外に考えられないと感じます。やっぱり仲間はいい。ラクロス部を選んだ自分をほめてやりたいです。
“FAMILY”って思える仲間って最高でした。
最後に、コーチの方々へ。
武蔵のコーチの方々は、完全ボランティアでやってくださっていて、本当にありがたい存在です。
ボランティアで来てくださっている人だからこそ、お金ではない価値観を大切にされている方々で、同じ目線や熱量で日本一を目指していることを肌で感じることができました。
特に小勝さんは、FOコーチとしてお世話になりました。
短気な自分のメンタルコントロールから始まって、毎練習フィードバックをくださってありがとうございました。
小勝さんには現役時代からお世話になっていて、自分が初めて一緒に練習した武蔵以外の人でした。自分の4年間を知っている方で、それゆえに自分のFOを知ってくれている人で一番信頼していました。
小勝さんがいてくれたからこそ、平常心を保てた試合も多く、いなかったらということを考えると、自分だけじゃなくチームに害になるところでした。
さらに人としての立ち居振る舞いを見直させていただいたこともあって、FOだけでなく人としても成長させていただきました。本当にお世話になりました。
世話のかかる後輩たちかもしれませんがよろしくお願いいたします。
そんな「人」に恵まれた4年間でした。
人生最後の学生生活で、こんなに熱中できることに出会えたこと。
そしてこの4年間で学んだこと。
日々の感謝を忘れずに、次のステージで戦っていきたいと思います。