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2019

不器用な自信



先日、

スポーツメンタルコーチの方とお話しをさせていただく機会がありました。




人は1日3万-4万の言葉を思い浮かべて考えたり、発言したりするんだとか。




そんな膨大な量の言葉を

自分自身はどんなことを思い浮かべているのか、、みんなは何を思っているのか。


今日から入れ替え戦まで

勝つために、1部残留するために、自分がやるべきこと、やりたいことを各々の視点で時間軸と照らし合わせて書き出すワークを行いました。




入れ替え戦が近づくにつれ、ポジティブな言葉が増える人、戦術面や業務中心な人、人と向き合うことを重要視している人、



また、このワークを行うことで、自分が感じている今のチームと、また別の見えていなかった課題に気がつく人がいたりと、、

非常に収穫の多い時間となりました。


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その思い浮かべる数万の言葉の中で




私たちに残されたものはなにか。

私たちができること、やるべきこと。

自分ができなかったこと、やりたかったこと。





まだ掴めるもの。






武蔵の1部残留をかけた入れ替え戦が

確定してから数日、

そんなことばかりが自分自身の大半を占めていたと思います。





今年こそは


文句なしの1部残留

ファイナル4

学生王者




チーム立ち上げ当初は

そんなことを期待しながら。




1年生の頃は想像もつかなかった

ズーーット先に

見えるか見えないかだったものが

手の届きそうなところに。





可能性ではなく、今年こそは。






今年は入れ替え戦を想定していなかった、

というのが正直な気持ちでした。




もちろん武蔵ならいけるでしょ。って軽い気持ちで思ったことは一度もなかったですが、


それこそが総じて私自身の慢心だったのかもしれません。





学生王者が目標で終わった瞬間と

入れ替え戦が決まった瞬間の悔しさ

敗戦での喪失感は一生忘れることはないと思います。




ただ、幸いにも

これまでの妥協が積み重なった結果だとか

これまでへの後悔は比較的自分の中で少なかったように感じます。




もちろん、まだまだできることはあったし

もっともっと話すべき相手はたくさんいた。

後悔がないは嘘になりますが、、




4年連続の入れ替え戦。

3年連続の下入れ替え。



試合前の数日間

試合後の次戦までの数日間

試合直前

試合中

試合後


なんとも言えない経験したことのない空気感が

みんなを飲み込んでしまったような

あの独特な空気に飲み込まれないだけの強さがなかった。






今シーズンがスタートしてからこれまで

どれくらい前に進めたでしょうか。




例年と異なると強く感じることは

結果に対する責任と覚悟の重さ。

そこに向き合う厳しさと重要性。



これまでも持っているつもりでしたが、

やはり1つひとつ刺さるものは、これまでと比べ物にならないし、




繰り返される疑問は


敗戦の要因はなんだった?

準備不足?慢心?メンタル?

ラクロスのスキル?

自分たちのラクロスって何?


あげたらキリがありません。




どれも要因の1つではあると思います。




その中でも

自分たちは、どこに納得感があるのか、





私が思う1番の要因は


"自分たちにブレない強い自信を持つこと"


が圧倒的に足りなかった点だと思います。




抽象的でありきたりですが、

これは持とうと思って持てるものではないからです。




全くなかったわけではないですが、

普段の小さな判断の積み重ねが

一瞬の不安や一瞬の油断が

勝敗を分ける。





自分たちがただただ強い!とか

練習試合勝利が続いたからいける!とか




そういうフワッした自信ではなくて

どんな戦況になっても勝ちきれる

この人がいれば流れが変わる、

常に勝ちを狙っていて隙を与えないような、

ビハインドでも負ける気がしないような。




プレイヤーもスタッフも

どんな戦況であっても、これまで自分がやってきたことに自信を持ち続けられた人はどれだけいたでしょうか。




リードしているとき

イーブンに追いつかれたとき

ビハインドで追いかけるとき


チームの勝利を、自分の活躍を

ブレずに信じていた人はどれだけいたでしょうか。




スタッフとして

試合中にできることは限られています。


もちろん数値に基づいたことや、肌感覚で感じたことを声かけたり。できることはあります。




ただ、極論は、

どんな結果であっても、どんな戦況であっても直接プレーに関わることはできません。

表情に出さない、だとか、前を向くことくらいしかできません。




だからこそ、普段の練習から試合の前後まで

ありったけの力を注ぐ。こだわり続ける。




信じることしかできない心苦しさと

自分が発信する言葉の重みと

目に見える結果と。



向き合うものはみんな同じだということ。



何を言われても

私たちにしかわからないこと

私たちにしか感じられないこと

私たちにしか見えないことがあって



それが良くも悪くもどこに作用するのか



勝利するも敗戦するも

その結果を生み出すのは私たちだから。



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最終戦を終えて2週間。

時間が空くからこそ、整理すべきことと

忘れてはいけないことがあると思います。




どれだけの人が気持ちを切らさずに

敗戦を受け止めて、

あのときの気持ちを忘れずに

前を向けていますか?






私は残りの期間、この悔しさを言葉で行動で

晴らせる時間があってよかったと思うことにしました。




私たちが目指してきたところは

学生王者です。



結果は得られなかったことだけど、



それだけのことを得られる環境が、

それだけの時間がまだある。

それだけのことを得ないと引退できません。




毎日の部活に

マイナスなんて1つもないから。



一部残留をかけた入れ替え戦まで

あとどれくらいになるのか、細かいところはまだ確定していませんが、




2部から上がってくる学校の勢いがすごいことは、自分たちが4年間通して、身をもって体験してきました。




いつ試合になっても大丈夫なように、




結果を左右するこの期間は

願っても願っても戻ってこない1日1日

だということを。




今年の武蔵は1部6位。

それが事実だということを。




このなんとも言えない時期だからこそ

全員改めて覚悟を決めましょう。




拠り所を探すのではなくて

自分がチームの拠り所になってください。




結果に対するリアルな感覚を

もっともっと想像して

最悪を想定して

最高を描きましょう。




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リーグ1戦1戦を振り返って思うことは

みんなは何と戦っていたのか、ということです。



内ではなく、もっと外へ外へ。



入れ替え戦まで

私たちにできること

まだ掴めるものは山程あるから。





もう一度。





今までが無駄だったなんて思わないで

努力が報われないって思わないで



自分たちの努力が報われるように

意味があった毎日にできるのは

自分たちしかいないから。





勝てる試合だった。

でも勝ちきれなかった。

そんなんじゃ意味がありません。




入れ替え戦まであと数週間

変革し続けられる組織は強い。




一人一人が各々の行動、発言に責任を持つことももちろん大切なことですが、




まだまだ多くを求めて、挑戦して良いと思います。もっともっとギラギラしたチームにできるはずです。そういった力を今までたくさん見せてきてくれたから。





あと少ししかないから

現状維持。ではなく

あと少しあるからこそ

ビビらずに変革を起こしましょう!!



1部の舞台を、

学生王者への道を繋げる。

これまでの厳しい経験が必ず強さとして生きるから。






"学生日本一を目指す上で

自ら成長し、最高の4年間を過ごす。"




お固い内容になってしまってすみません、、!

このなんとも言えない期間だからこそ

もう一度意識が、気持ちが引き締まるように。





今シーズン1番の試合をしましょう!



4年MG 武原雪乃



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