2年MG兼TRの矢野裕真です。
まず初めに、武蔵大学男子ラクロス部を日頃から支えてくださる保護者の皆様、OBOGの皆様、学校関係者の皆様に心より感謝申し上げます。皆様の支えがあるからこそ、僕たちは挑戦し続けられます。本当にありがとうございます。
もう新チームが始動して半年が経った。
自分たちは今年1部奪還の目標を掲げて活動している。
リーグ戦間近ではあるが僕の今の気持ちを書いてみようと思う。
もうすぐリーグ戦が始まる。
1年生のときからボックスで活躍してる同期もいるのに、僕は去年一度もボックスに入ることができなかった。
めちゃくちゃ悔しかった。
そこに敗北感を感じると同時にチームが2部に落ちた。
とてつもない絶望感と未来が一気に不透明になる感じがした。
俺たちは本当に1部に戻って日本一を達成できるのか。
そうして新チームが始動した。
最初のうちはがむしゃらに必死に業務に取り組んでいた。
ウィンター終わりくらいまでは結構頑張っていたと思う。
しかし、自分の中でロールモデルであった朱里さんが引退して、いつも目の前にあった目標が無くなってしまった。
自分がどうやって今後成長すればいいかを見失ってしまった。そこから惰性に日々の業務をやるようになった。同じようなことをする日々でどこから自分の成長を見い出せばいいのか分からなくなった。
そうして4月。
新入生が入ってきた。
それでも自分は変わらなかった。これからリーグ戦が近づいてチーム一丸とならないといけないのに。
上級練にはほぼほぼ入れない日々が続いた。
今の自分は1部奪還を目指す上で必要ないというレッテルを貼られた気がした。
自分でも分かってる。
どうしてこんなにダメになっていったのか。
そんな日々を過ごしているうちに新大会の立教戦があった。そこで久しぶりに俺は上級練に入ることができ、ボックスにも入れさせてもらえた。
ここで変わらなかったら俺一生ボックス入れないな、って思った。
俺がやれることってなんだろう。
ボックスに入ってモチベーターになることなんじゃないか
そう思った。
俺がボックスにいれば雰囲気がいい、楽しい、勝てるような気がするって思われるように。
どんなにチームが劣勢でも声を枯らすことなく選手に声をかけ続ける。得点した時は一緒に喜んで、失点した時は励ます。
これって誰でも出来ることでしょって思うかもしれない。
だからこそやり続ける。
チームの活力となるために。
唯一の男子MGだからこそ、俺にしかできないことをやる。
その思いで立教戦に望んだ。
でも負けた。
どんなに声を出し続けて選手を鼓舞し続けてもダメだった。
1部相手に善戦はしたが結果は負け。
本当に1部奪還できるのだろうか。
そんな気持ちがうっすらと出てきてしまった。でもそんなこと思っている暇はない。もう目の前にリーグ戦が近づいている。
そんななか立教にリベンジできるチャンスが回ってきた。
しかも自分はメインタイマーという大役を任された。
直近2戦負けてる相手にチーム全員が目の色変えてリベンジを果たそうとしている感じがした。
試合は互いに点を取り合いながら7-6で接戦をモノにした。
1点1点決まっていく度に喜びが爆発した。
試合直後、めっちゃ清々しかった。
今までの思いが全部報われたような気がした。
試合後キムさんに「今日のタイマーめっちゃ声出ててめっちゃ良かったで」って言われた。
冗談抜きでこの部活に入って1番嬉しかった。
この気持ちを忘れずにここから1ヶ月、今できることを精一杯やりきる。
朝来てプレイヤーにテーピングする
アップさせる
グラメする
氷作る
水出しする
ボールアップする
みんなに塩チャ配る
怪我人のリハビリする
審判やる
ビデオ撮る
プロテイン作る
ダウンさせる
もっともっと探せば出てくる。
これを当たり前だと思わないでやり続け、やり遂げる。
最近の練習はとても雰囲気がいい。
4年生がみんな声出してマネも全力で復唱できてて。
試合に近い雰囲気でできていると思う。
キムさんや徳さんも常日頃から「口だけじゃなくて行動に示せ」と仰っている。
支えてくれている人のためにも。
チーム全体で行動で示し続けて必ず1部奪還しよう。
そして今の4年生達が笑って引退できるように。
REDEEM
2年 矢野裕真