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2024

新幹部ブログ 渡辺涼真 『感じるな考えろ』

こんにちは。武蔵大学男子ラクロス部25年度主務・渉外を務めさせていただきます。

経済学部経済学科3年Gの渡辺涼真と申します。


まず初めに、日頃より武蔵大学男子ラクロス部を支援していただいている保護者の皆様、OBOGの皆様、学校関係者の皆様、深く感謝申し上げます。本当にありがとうございます。


今後ともご支援・ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。











「一部奪還」

これが今シーズンのチーム目標になるとは、夢にも思っていなかった。




2024年11月16日土曜日




この日を二度と忘れはしないだろう。いや忘れてはいけない。

入れ替え戦にて立教大学に敗退し、二部降格が確定した日である。



試合終了の笛が鳴った後の雰囲気、みんなの表情、あの静けさは今でも鮮明に覚えている。

みんなが絶望の淵に立たされた、いや淵から落ちたといってもいい。そんな瞬間だった。






2024年11月23日土曜日




「二部所属」




全く実感がないまま、新シーズン25MULAXが始まった。


一部奪還に向けて、すぐにでも動き出さなければ間に合わないという焦燥感の中でのキックオフだった。


焦りや不安を感じつつも、やはりどこか現実を受け止められていない感じがした。いや受け入れたくなかったのだろう。




どこか心の片隅にほんの少しでも、「来年も一部で戦えるだろうから大丈夫。」

といったような気があったのだと思う。

だからこそ、その現実から逃げたいがあまりに事実を認識したくなかったのだろうと思う。

自分もそうだった。











でも嘆いていては、現実から逃げていてはいけない。当たり前のことだ。

事実を認知しないままにしていると、今自分たちには何が必要で、そのためには何をすればいいのかが分からないどころか、今の自分の現在地すら知りえない。





だから現実と向き合って、現在地を把握すること。現在地から目標まではどれくらい距離があるのか、その道のりはどのようにして進んでいくのか、常に考えなければならない。






そんな中での「新幹部ブログ」

自分の思い、決意を綴っていきたい。






25MULAXで主務と渉外を務めることになった。



主務と渉外。役割としては、大会等の申請や他団体との交渉をすることでチームを目標に向かうための基礎作りをしていくことだと思っている。

チームが向かう目標の過程には何が必要なのか、どういった手段で成長させていくか考えるのもまた大事な仕事だと思っている。


今あげたような業務はチームを運営していく上で欠かせないものであるため、丁寧に取り組む必要がある。




ただし、主務・渉外は幹部という立場の側面も有している。

幹部というものは、チームを牽引する、チームを象徴する、チームの顔となる存在であるべきだと思っている。


今書いたような幹部に必要な要素はみんな自覚していると思うし、そういった存在にならなければいけないと、ある意味目標として掲げていると思う。


目標に掲げるのは簡単だし、いくらでも言える。

しかしそれでは中身の全くない、空虚な幹部になってしまう。




幹部として存在するためには、今までのもだし、これからの過程も大事である。これは絶対だ。幹部じゃなくてもだが。






過程といっても実際何をすればいいのか。


とにかく練習すればいいっていう人もいるが、それは半分正解で半分間違いだと思う。

どんなに脳筋でも、ばか正直でも、ただただ練習してるだけじゃ限界がある。


まあ限界までやってから言えと言われればそれまでだが、とにかく言いたいのは、




「考えること」




これが本当に大事だと思う。


考えることの大切さはこの3年間を通して、本当に実感できた。






みんな、自分は考えてやっていると思っているだろうが、実はまだまだ考えられるはずだと思っている。


こういうショットが打てるようになりたいから肘や腰をこうやって動かそう。

脚の動かし方をスムーズにするために、重心を低くしてみよう。

セーブの反応が早くできるようにめちゃめちゃ我慢してみよう。

手元の競り合いで勝てるように腕の力の入れ方を変えてみよう。


だいたいこの程度の考えは誰にだって浮かぶと思う。






言いたいのは、もっと細分化して考えろということ。


筋肉ひとつをとっても関節ひとつをとっても、意識すればいろんな動かし方、使い方があると思う。

それくらいまで細分化していければ、課題の解決はかなり早くなるはずだ。



ただし、課題を解決するには意識していることを顕在から潜在まで落とし込めるようになるまで、試行しなければいけない。

無意識的に、本能的に動作として現れるようになるまで練習して初めて、課題が解決したと言える。

またそこから新たな課題が出てきて、その解決に向かう。

このサイクルが非常に重要だと思う。

これができるようになれば、上達スピードは飛躍的に向上するはずだ。いや絶対に上達する。



実際に自分はそう感じた。

24シーズンのリーグ戦前に危機的な状況に陥ったが、その危機感、恐怖感を自信に変えるまでにたくさん考えてたくさん練習した自負があるからだ。




でも今のままではまだまだ足りない。




これを自分だけに留めてはいけない。周りに波及させるくらいにやっていかなければいけない。

だからこそ今回のブログに書いた。

ただし先も言った通り、言うのはとても簡単である。


これを実行することで真に意味のある幹部になれるし意味のあるブログになる。




言動から行動に移すのは難しい。でも自分にとって今何が必要なのかを考えてほしい。

そうすれば言葉を並べて、言い訳を作って逃げ道を探すようなことはできないはずだ。

自ずと目標に向かう道筋が見え、そのために何をするべきなのかが明確になる。


さらに言うと、行動を継続するのはそれ以上にはるかに難しい。

だからと言ってそこから逃げてはいけない。

目標を立て、そこまでの道筋が見えたなら、何があってもその目標に対して突き進まなければ意味がない。

そこまで努力をしたからこそ、過程に意味が出てくるのだと思う。




過程に意味をつけるのではなく、過程に意味がついてくる。

そういう意識をもっていたい。











全ては今季でまた1部の舞台に返り咲くために。






初志貫徹。以上。

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