Blog

ブログ更新情報


2024

新幹部ブログ 中村幸奈 『チームのために』

こんにちは。

'25MULAXでスタッフリーダーを務めます、新4年中村幸奈と申します。



OBOG、保護者、関係者の皆様。また、武蔵大学男子ラクロス部を応援してくださる全ての方々。

平素より、武蔵大学男子ラクロス部にご支援を頂き誠にありがとうございます。


昨シーズン、皆様のおかげで部活動に励むことができ、また部員の大きな原動力ともなりました。

皆様のおかげで部活動が行えていることを痛感しております。

本当にありがとうございます。




本年度の25年度MULAXは、主将佐藤大志を率いるメンバーで活動してまいります。

必ず1部奪還をし、皆様が築き上げてくださった武蔵を1部へと導きます。



今年度も武蔵大学男子ラクロス部へのご支援を頂けますと、幸いです。



今回の私のブログは、チームのみんなに届くように、チームそして自分が体現したいチーム像を示し、チームの目標を明確に。

そして自分で何度でも読み返し、自分の軸を見失いそうな時に奮い立たせ、自戒となる。

そんなブログにしたいと思っています。


最後まで読んでいただけたら嬉しいです。




では、始めます。









25シーズンが始まって1ヶ月が経とうとしている。

そして、立教戦から1ヶ月。


忘れもしないあの日。


試合終了の笛が鳴り、そして

武蔵は2部降格となった。


試合後、

悔しさ、寂しさ、責任感、喪失感、恐怖


色んないろんな感情が溢れ出した。

けれど現実味がなく、試合後の挨拶の時、感情を押し殺し、観客席を見つめていた。



試合中、

私はBOXの選手の後ろで水として動いていた。


チームがどんな状況の時も、スタッフが流れを変えることができる。

そう信じ、そう確信し、枯れるまで声を出し続けた。


選手のために。

チームの勝利のために。


スタッフとしてできることに全力を費やした。




『スタッフがチームの戦力となれ』



武蔵のスタッフで受け継がれている文化。


私がこのチームに入った時からあった文化。




プレーをしないスタッフが、


プレイヤーやコーチが求めてくれる環境。

プレイヤーとスタッフが対等にいられること。


そして、何より

スタッフが「存在意義」を見つけられること。



これは、OBOGの皆様が作り上げ、そして伝承していったもの以外何者でもない。

伝統であり、空気。


「武蔵」のスタッフとしての、誇り、プライドとなり、受け継がれている。






日々のグラウンド業務は、選手が1分でも多く練習できるよう、いかに効率の良い練習環境を提供できるか


トレーナーは、選手の怪我を予防し、万全の状態でのプレーを提供する


広報は、部員の原動力となり、そして外部からの評価を作る組織


分析は、圧倒的な分析力で選手と同じ目線に立ち、チームを「勝利」に導く



何かにこだわれる。そんな基盤ができている。


しかし、この基盤があるにもかかわらず、

どのように機能しているのかが分からないまま業務に取り組み、

結果として日々の業務を「タスク」としてみなしてしまうのもよくあることだ。


かつての自分もそうだった。


部活の業務を仕事として捉え、自分がやるべき仕事に精一杯。

自分の中で日本一という目標を明確にせず、日本一になるために何をすればいいかという思考をサボり、自分のできることの範囲を狭く捉えていた


のだと、今は思う。



時には、

「日本一」という目標に対して、自分ができることはあるのだろうか。どうすればいいかのかが分からない。


そんな声が上がることもある。



わかる。自分が成し遂げたことがない目標に対して、何をやるべきなのか分からず、

そして自分で限界値を決めてしまうものだから。


そして、武蔵は特に。


慶應や早稲田など、受験に対して自分の限界を超越し、常に努力をし続けてきた人たちの集まりではないから。

よく聞く言葉だ。




では、この武蔵大学男子ラクロス部に所属した人たちが、

自分ができることを常に探し続けられるには?自分の限界を超えるには?



本当は、

厳しい大きな目標を達成したいのなら、死ぬ気でやれ。


というのが正しいのかもしれない。


しかし、それで武蔵の人たちに響くのだろうか。





そして、もう一つ少人数の武蔵でよく言われていること。


それは、

『全員が戦力という自覚と覚悟を持ち、活動する』

ということだ。



【少人数だからこそ、全員が戦力となれ】



呪文のように

毎回出てくるワードだ。



リーグ戦に絡んでくる3.4年は、学年が上がるにつれ、責任というのも伴い、芽生えてくる後天的なものかもしれない。



下級生はどうだ?



リーグ戦では、2年生はもちろん。

1年生もBOX入りをするのが武蔵だ。


試合には出なけど、何となくBOXにいる


リーグ戦では、こんな気持ちは絶対に持ってはいけない。



一人の甘い気持ちは、学年を通し、そしてチームへと伝染していってしまうからだ。

”少人数”だから。



だからこそ、このチームは全員の戦力化の意識が鍵となってくる。

痛いほど痛感したと思う。



では、全員が戦力という自覚を持つにはどうしたらいい?

他責で考えないためには?



新シーズンが始まる時に、GMである石渡さんが下記のことを言ってくださった。


「『チームビジョンをどこまで自分事として捉え、指標として取り組むことができるか』


それを踏まえて、ビジョンをもう一度考え直せ」と。




シーズンが終わる頃、どんなチームになっていたいのか



今まで意識したことがなかった。

日本一という成し遂げたことがない目標しか見えていなかった。


昨シーズンまでは、それで正解だったと思う。


しかし、今、25’MULAXで2部になったタイミングで

もう一度どういうチームを目指したいのかを整理し、明確にするべきだと思った。



そして部員みんなでビジョンを考えた際にでたワード

・一人一人が影響を与えることができる人となる。

・チームに自分に矢印を向け、同じ方向を向くこと。

・シーズンが終わる時に、心からラクロスが好き、このチームが好きだと言えるようなチームになる



では、このビジョンを部員が自分事として落とし込むには?

そして先ほども述べたような

武蔵の人たちが、自分ができることを常に探し続けられるには?自分の限界を超えるには?





私は、それにはリーダーの言語化が必要だと考えた。



言語化というのは、表現が上手いということではなく

明確化=ビジョンや目標を明確にできているということだ。


ビジョンが明確でなければ、根本的な課題は解決しないだろし、目標に対し自分はどうすればいいか分からなくなるだろう。


やるべきこと、そして抱えている課題の「ゴールを明確」にしなければいけない。



一部奪還というのは、わかりやすい目標であると思う。

しかし、チームビジョン、チームがなりたい像というのは、定性的だ。

心からこのチームが好きってどういう状態?


これに対する捉え方は、人それぞれだと思う。




このゴールの考え方というのが難しい。


圧倒的な力を持ち、そしてラクロスやこの武蔵大学男子ラクロス部への愛を持てるようになるには


結局、具体的には何ができている状態のことなのか。



だから、ゴールは、幹部陣そしてそれぞれのポジション・ユニットのリーダーが議論を重ね、明確にしていく必要がある。

そしてそれを波及し、全員がそのゴールを成し遂げるための行動に全力を注ぐ。

これが必要なんだと思う。




そして、共通指標を持つ。

この行動は、一部奪還やチームビジョンのための行動なのか。

その指標を作る。




スタッフだったら、

「変化」

常に、これは選手やチームのためとなっているか

この行動は、チームにどのような変化を及ぼすことができているのかを常に考える


「突き詰める」

あなたにしかできない

あなたがいるから、この部活は〇〇ができる。


そんなプライドとこだわりを持ったものを見つけてみてほしい。

それが、必ず存在意義となり、チームの勝利へと直結する。


強烈なこだわりを持て。



これらのスタッフとしての価値を共通指標とし、業務に取り組む。


みんな毎日朝早くに部活にきて、声張ってグラウンド業務に取り組んでてえらい。

確かに頑張ってる。


でも自分たちが目指しているのは、一部奪還。

全ては、このため。



プレイヤーでもそう。


最近メニューのレスト中に、学年関係なく反省を積極的に出し合っている。そんな光景を毎回見るようになった。

全員がメニュー終わった瞬間に円になり、反省を出す。


すごくいい取り組みだと思う。

自ら思考を巡らせ、自分の反省を出し、次のセットで何を意識するかを考える。



すごく良いから、もうワンステップ先の行動までやってみてほしい。


例えば、

最上級生は、下級生が出した反省に対する改善点をアドバイスする。


次のメニューで、その子が自分で出した課題を意識できているか

改善できているかを見て、できるようになるまで指摘してあげる。



いいプレーがあった時、「いいね」の声がけで終わらすのではなく、何がよかったのかを示してあげる。


ミスがあった時は、「それ、それ」と言うのではなく、何が要因のミスなのか・改善点・課題の提示をし、その子がそれができるようになるまで見てあげる。



もっと、一部奪還という目標、そしてチームビジョンに向けて、目的を意識した行動を起こしていけば、

きっと、絶対、いいチームとなる。このチームを好きになれる。


共通指針となり、苦しい時、うまくいかない時にも、

一部奪還のための行動に全力を注ぐことができると思う。



ゴールが何ができている状態なのかを細分化して提示


「そのためには、何ができるのか」を共に考え、


出たきた答えに対するアクションをどんどん起こしていく。


この思考のサイクルを続けていく。


これを私は、このチームと、このスタッフと、この1年間やっていきたい。



全ての基準を

「1部奪還する為に。その先の日本一を取る為に。」



本質を見失うな。



戦う舞台が変わったからって、何も関係ない。











武蔵のスタッフは、かっこいい。

何がチームのためになるかを考えて、挑戦を続けることができる人たち。


だからこそ、慢心だけは絶対にせず、

一部奪還/日本一という共通指針を持ち、死ぬ気でこの1年間取り組むんだ。



武蔵のスタッフだから、自分だからできるものは、死ぬ気で何かをやり遂げた後に見つかる。


常に「チームの勝利のために、何ができるか。」を考え、がむしゃらに。



どこのチームよりもかっこいいスタッフになってやろうよ。

なるんだ。


みんなと必ず一部奪還をしたいと、心から思う。


自分より後の後輩たちが、もう一度1部という舞台で戦えるように。





一部奪還。日本一。

覚悟の重さであり、決して逃げることのできない約束。


全てはこの為。


自分の中で呪いのようにのしかかれ。


「呪い」を力に変え、戦い続けよう。

その先にしか、私たちが目指す景色はないのだから。




這い上がれ、武蔵。


必ず一部奪還、そしてその先の日本一へ。


絶対に成し遂げる。


結果が全て。






そして、誰よりもこの1年間を楽しむんだ。




スタッフリーダー 中村幸奈

コメント
名前

内容