こんにちは。
'24 MULAX の主務を務めていました、4年 / 森内敦基 です。
ポジションは LMF でした。
まず初めに'24 シーズンに関わってくださったOB・OGの皆様、保護者の皆様、そして学校関係者の皆様方に感謝申し上げます。
応援本当にありがとうございました。
今大会は、大規模な他大学相手の中でも皆様方の熱い応援がフィールドに立っていた私たちに届き、力となりました。
結果としては、目標であった「学生日本一」からはほど遠い「2部降格」となってしまいました。本当に申し訳ございません。
来年度、佐藤大志 を筆頭とした '25 MULAX の後輩たちがこの悔しさをバネにして必ず1部の舞台へ帰ってきてくれるはずです。
どうか引き続き、来年度も武蔵大学男子ラクロス部の応援をよろしくお願いします。
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さて、ここからが本題で、私にとっては最後のブログとなります。
例年の幹部ブログと違って、少々堅苦しい内容も混ざっていますが、私が '24シーズンを通し終えて感じたことを2点書かせていただきました。是非読んでいただければと思います。
まず一つ目は「他責にならないこと」です。
ラクロスって1人が上手ければ勝てるわけではないスポーツだと思います。
そして '24 MULAX でも身にしみて感じたことかなと思います。
OFならば1人でもパスキャや1on1の起点ができなかったらやりたい攻撃の形はできないし、DFも同じで1人でも1on1で流し方向が限定できなかったり、オフボールがバグったらDF組織はあっという間に崩壊します。
人数が少ない武蔵は、学年が上がるにつれ当たり前のように試合に絡んでいく組織。
だからこそ、そこで「どうせいつか試合に絡めるからいいや。」と慢心してしまうのか、「試合に出るかもしれないから俺がチームを鼓舞しなければ。」と思うのか。
2nd set で出るポジションの人たちもベンチにいる人たちも「試合に出てる人たちが何とかしてくれるから。」と1mmでも思った瞬間、負けなんです。
それが1部リーグに君臨する慶應や早稲田、日体のような大規模な大学との差なのだと思います。
彼らは大規模である分、チーム内でとてつもないAチームのポジション争いがあって、1つのミスが今後自分のラクロス人生を変えてしまう世界にいます。
よく、練習ではショット精度や一つのグランドボールの拾いきりなどに対して「一つ一つのプレーにこだわれ。」と'24主将の陽平から口酸っぱく言われてきたかと思いますが、1部に君臨する大学からすれば、身にしみて感じていることです。
特に'24シーズンでは良い意味でも悪い意味でもAチームBチームの振り分けをしなかった武蔵にとって足りなかった部分がそこなんだと思います。
そして、私自身も他責にしている部分はあったと思っています。
まず一つは、幹部内。主務という役職は、幹部の中からすればチームを引っ張るリーダーという位置付けよりかは、チームマネジメントを担う役割であり、主将や副将、スタッフリーダーに「リーダー」としての責任を任せてしまっていたと思います。
'24 MULAX ではなぜ主務がスタッフではなく、選手である私になったのか。
シーズン始めの決起ブログの一部分には「覚悟」という言葉を書きましたが、その中の意味には、「リーダー」としての振る舞いや、責任をこめて書いていました。
そしてもう一つは、最上級生としての行動について。
私自身を振り返り、後輩たちへ求める量は他の同期と比べてはるかに少なかったと思います。
それは、自分が後輩に求める権利を得られるほどの行動が出来ていなかったから。(具体的に言えば、DFの1on1やフィジカルメニューなど。)
同期にポジションリーダーがいるからとか、とりあえず自分にフォーカスすればいいとか、3年生ならまだしも4年ましてやリーダーになってその考えに至っていたことがよくなかったのだということ。
自分自身の反省は書けば書くほど低レベルなことだと承知しています。
引退してから反省するのは本当に情け無いですが、他責になっていた自分自身に、今回の結果の責任はあると感じています。
'25 MULAX の後輩たちには、是非とも自分に矢印を向けて欲しいと思います。
そして最上級生になった一個下の後輩たちは、もっと自我を出してくれよ。(DF陣だと清水くんと飯田くんと富永くん。ドンちゃんに負けてる場合じゃねぇぞ。)
二つ目は、「リーグ戦の最大の相手は自分」だということです。
相手が慶應だとか、日体だとか、早稲田だとか。
特に'24シーズンの大会の相手は、例年FINAL4常連の相手でしたが、私自身は正直なところ、それよりもっと怖い相手がいました。
それが自分自身です。
チーム内ではご存じの通り、私はサボり屋かつ感情的な人間なのでその癖が大事なリーグ戦の試合で出ないかが、最大の鍵でした。
どの試合だったかは忘れましたがリーグ戦の試合前日に、某HCのY.Nコーチから
「明日、頑張れよ!」ではなく、「明日、サボんなよ。」というLINEが来ました。
そして、当日の試合開始前には
「お前は普通にサボらなければ良い。」と伝えてくれました。
武蔵ラクロス部は、間違いなく偉大なるコーチ陣や環境に恵まれすぎな武蔵朝霞『無限』グラウンドのおかげで他大学に比べて練習した量は負けていないと思います。
(土日に日が昇ってから日が沈むまで朝霞グラウンドでラクロスしてたころを考えるとマジで土日の休日を削って長々と付き合ってくださったコーチ陣、本当にありがとうございました。いや、ご迷惑をおかけしました。笑)
だからこそ、本当に自分自身が最大の敵でした。
特に後輩たちにも'24シーズンを振り返ってほしいです。
リーグ戦問わず、敵は自分自身だったと思いませんか?
今年は主力の怪我人も増えた中、いざ自分にまわってきた時に何を感じましたか?
ショットが決まらないOFとか、1on1で負けてしまうDFとか。
それは練習中や普段の生活のどこかで慢心してサボりが出てるからです。
だからこそ '25シーズンでギアを一、二段階上げて死に物狂いで頑張って欲しい。
自分に勝って、必ず1部リーグの舞台に帰ってきて欲しいと思います。
書いていくうちにだいぶ堅苦しいブログとなってしまいましたが、最後に感謝を伝えさせてください。
大学入学当初は、まさか自分がバリバリの体育会部活に入るなんて思ってもいませんでしたが、ラクロス部に入って、恵まれた環境やチームメイト、ラクロスで出会った仲間のおかげで濃い4年間を過ごすことが出来ました。
チームの中で私は、多分一番部活に貢献せず、逆に迷惑をかけまくった人間ですが、それでも試合に使ってくれた長妻さん率いるコーチ陣の方々と、呆れるくらい同じようなミスをしても常にそばにいて支えてくれたOBの方々、ラストシーズン最上級生として大変なことは山程あったけれども、一緒に最後までついてきてくれた後輩たち、そして最後にラクロスというコミュニティで出会った方々。(特にstealersの川添さんや一橋大学、明星大学と同期FOer 河村凌雅 の愛しきFOerの仲間たち)
本当にありがとうございました。
結果としてはバッドエンドかもしれないけど、ラクロスは大好きです。またどこかで一緒にラクロスしてください。
SPIRIT
#2 LMF 森内敦基