私は、高校生の頃卓球部で選手として活動していた。そこではずっとインターハイ出場を目指していた。部活自体はほぼ週7やっていたけれど、仲間にも顧問にも恵まれていたおかげで、全く苦じゃなくて、寧ろ毎日自主練もするくらい、楽しくて仕方なかった。
特に、日々自分や周りが上手くなっていくのを実感して、それによって目標に近づいている気がしている瞬間にワクワクしていたと思う。
最終的な結果としては、団体で関東大会、個人で全国大会に出場する事ができた。でも、残念ながらインターハイには行けなかったことがずっと心の中に残っていた。
高校で心の中に残っていた事を大学で果たしたい。
自分はそれを卓球を続けていく中で果たすんだろうという漠然とした想いがあった。
でも、実際に大学に入学して色んな部活やサークルを見ていく内に、気がついた事がある。
それは、私は「卓球」が好きだったんじゃなくて、それ以上に、「仲間と本気で目標を追いかけていた時間」が好きだったということ。
ここに気がついた時に、大学で同じような熱い想いをもち続ける事や、青春を味わう事はもうできないのかもしれないと思って、かなり落胆していたのを覚えている。
そんな時に、男子ラクロス部に出逢った。
きっかけは、高校の時同じ部活でずっとライバルで戦友で、一緒に大学進学を決めたスタッフの萌が男子ラクロス部を見つけてご飯会に誘ってくれたこと。
ずっと同じ環境で同じ目標をもって、頑張ってきた萌が誘うほどの部活ってどんなに素敵な所なんだろうって正直すっごく楽しみだった。
実際に話を聞いたら、プレーヤーの先輩から「学生日本一になるために頑張るのは部員全員同じだけれど、そこにプレーヤーとかスタッフとか役割は関係なくて、全員が主人公で、同じ目標に向かって臨んでるんだよ。うちのスタッフはサポートなんかに収まらない」って言われて衝撃を受けた。
具体的な事としては、
・プレーの分析をスタッフがして、軌道修正やコーチング的な事までしている
・トレーナーが怪我人のリハビリの計画を立てて管理している
とか他にも沢山あって、よくスポーツのドキュメンタリーとかで見る大人がやってる事じゃん!!
かっこいい!!って思った、笑
そして、単純だけれどその話を聞き終わった時には、この部活しかないって思ってその場で入部を決めた。
今入学した時に戻っても、同じ決断をすると思う。
自分の周りにいる5人を足して5で割ったのが自分って言葉をよく聞くけれど、本当にそうだ。
人は誰しも周りの考え方や価値観に影響を受ける。
だからこそ、どんなサークルや部活に入るのか、この大学生活を、どう送りたいのかが大切。
私は脳筋だったし、負けず嫌いだし、とにかく自分はプレーヤーしかないと思ってた。
でも、入部してからこの部活はスタッフに対して、
サポートに対してのありがとうだけじゃなくて、
もっとこうしたいんだけれどできる?とか
このプレーどうしたら良くなるかな?とか
常にもっともっとってプレーヤーが求めてくれることを知った。先輩が教えてくれた以上に毎日の様に肌で感じている。
それを求められる瞬間はやっぱり嬉しいし、頑張ろうって思う動力源になっている。
やっぱりそれは仲間が大切で大好きだから。
気がつけば最上級生、そして今はスタッフリーダーとして活動している。
先輩達が大きくしてきた部活を、私達がまた大きくして、今入ってくれた子達に、これから入ってくれる子達に、私達が財産として残していく。
私が新歓の時に感じた想いを似た境遇の新入生に伝えたい。絶対に後悔させない環境があるから、見学だけでもしてみないと本当に勿体ない。
ぜひ悩んでいる子や、興味を持ってくれた子は声をかけてほしい。
その一言で人生が変わるかもしれない!
正直人間関係ぶつかる事なんていくらでもある。
萎えることや悲しくなることもたまーにある。
でも、それって上辺で生きていないからだと思う。
本気で、自分自身にも人にも求められているから。
そんな環境に身を置けて、そんな仲間と一緒にいられる私は幸せだと思う。
新入生のみんな!!
Twitterとかインスタとか色んな部活やサークルから声掛けられて、うんざりだと思う。うるさいなーって思ってるんじゃないかな、笑
でも、後悔してほしくないから、この1.2週間だけでいい。目を向けて耳を傾けてみてほしい。
この部活が貴方にとって正解とは限らない。不正解とも限らない。自分のした決断を正解に変えていけるのは自分自身だけ。だからこそ、どんな人がいるのか、どんな事をしているのか、色んな所で色んな事を感じて見てほしい。
その上でこの部活を、ここにいる人達と時間を過ごすことを選んでくれると嬉しい。
最高の4年間を共に送ろう。
待ってるよ。
4年 スタッフリーダー ありさ