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2019

結果が全て。結果は過程が全て。


こんばんは。

20'mulaxが始まって1週間ほどが経ちました。





入れ替え戦の前、リーグ戦の結果を受けて何度も何度も考えたこと。


"なぜこの結果になったのか"

"なぜ他のチームに負けたのか"

"なぜ他のチームに勝てなかったのか"


たくさんの"なぜ"を考えるために何度も1年間を振り返りました。



私たちが一年生の時から目指している「学生日本一」という場所は、今まで武蔵ではどの代も到達したことのない場所で。

もっと言えば「学生日本一」の前の「Final4」という場所もまだ誰も届いたことがないのです。



行ったことがない場所に行こうとしている。

到達したことのない場所に行こうとしている。


このことをしっかりと分かっていないといけない。


もっと言えば、

目指すところに毎年行っているチームがいる。

Final4が当たり前のチームがいる。


この"差"をしっかりと理解しないといけない。



いけると思っていた、勝てると思っていた代だった。

でも勝てなかった。通じなかった。




何をすれば絶対に勝てる、なんて。

正解はわからないし、そんなものないと思います。


これをやれば勝てる、なんてものはないんです。

目指しているところにいるチームのやり方が、絶対的な「勝つチーム」のやり方かどうかはわからない。


勝つチームの真似をしても。

いつもFinal4に行くチームの真似をしても。

例えば早稲田や慶應の真似をしても。

勝てるわけじゃない。



だってそれは武蔵ではないから。



この間HCの長妻さんがブログで書いていたように、スタート地点では全員が未経験者という同じ状況だったとしても実情は違うのです。


他大学を100%真似することは出来ない。

真似したところで環境もメンバーもまるきり違う。

上手く真似ができたとしても、真似しただけではその大学より上には行けない。



他大学にはそれぞれ特徴があります。

大学の規模、部活の人数規模、目標とする場所、それぞれの雰囲気、それぞれの戦い方。


それぞれに合った練習で。それぞれにあった雰囲気で。それぞれの持つ強さを伸ばしていくことが大事なんだと思います。






独自性だけを重要視しろってわけではなくて。

他大学を見ることや学びにいくことはとても大事だと思います。でも受け身でいたら意味がない。


武者に行くとそれだけで能動的に動いているように見えるけれど。学びに行く姿勢の中で、しっかりとした芯を、軸を持っていないといけない。

そうしないとせっかくの武者も無駄になってしまう。これは他大学のスタッフさんと話してみて感じたことです。


「他大学の中に武蔵を見る」こと。

他大学の行っている施策や彼らの課題の中に武蔵を見る。「武蔵だったらどうなのか」を考える。それは雰囲気とか曖昧なものではなく、人数規模や成長スピードなどもっとリアルなものとして。


それを意識的にすることで、他大学で学んだことのチームへの還元率は全く変わってくると思います。



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ラクロス部にいる4年間は、皆さんにとってどれだけ価値のあるものですか?


4年間の大学生活の中で、どんなことをやるかはその人の自由です。

バイトも勉強も就活もサークルも部活も。

全て自分自身の選択でどんな風にでも変えていける。


今の現状に満足していない人は沢山いると思いますが、その状況の殆どは自分自身の選択によって生まれたものです。


「環境」が人を作る。「環境」が人を変える。

でもその環境を選んだのは自分自身だったりして。

その環境を変えることができるのも、やはり自分自身でしかないのです。



「他責」



私たちの代がずっと抱えてきた問題。

そして現在、チーム全体の問題でもあること。


「責任感」というものは、起きる事象を自らのものとして考えることで生まれます。

他の人がどれだけ動いたとしても、その人自身が出来事や問題に対して「当事者」の意識を持たないと責任感は生まれない。


武蔵大学男子ラクロス部に在籍している。

それは、部で起きる全ての問題の「当事者」であるということです。


「当事者意識」をつける。

問題に立ち向かう力をつける。

私を含めた全員が変えていかないといけない部分です。




「当たり前を疑え」



これは20'スタッフスローガンですが。

日本一のスタッフ組織になるためには前例通りのままではいけない。


今当たり前になっていること。

それは良いことも、悪いこともあると思います。


私たちが今やっている業務は、本当にチームのためになることなのか。

ただ「慣れ」として「当たり前」「いつも通り」としてやっていることではないのか。


他の人がやっているプラスなことに気付けるか。小さな振る舞い1つでも、言動1つでも、それに気付いた方がプラスになる。その人自身が気づかずにやっていることでも、みんなが認知してあげればその人の力になる。

他者を見ることで、意識することで、他者と接することで、その人の成長になり。自分自身の成長にもなる。そしてそれは結果的にチーム全体の成長にもなる。


レベルアップのために必要なのは、「変化」だと思います。いつもやっていることを少し変えるだけで、一年後組織がすごく成長するかもしれない。

ほんの少しの変化でも、長い目で見たら大きな改革になっていたり。大きな改革の初めの一歩になっていたりして。






「入れ替え戦常連校」



不名誉なレッテルだけど、満足できないレッテルだけど。でもこれが私たちの現状。現実です。

何かを変えていかないと、また今シーズンも同じ結果になる。

成長していくのは、変わっていくのは武蔵だけではないから。


すでに他大学が持っているポテンシャルに負けないように、他大学の成長スピードよりも早く、そして強くならないといけない。変わっていかないといけない。


根本的な何かを変えないと私たちはずっと同じ道を歩くことになる。5年後も、10年後も。

もしかしたらもっと下の道を歩くことになるかもしれない。






私は、今シーズンのことを考えるとき、自動的にその次のシーズンを考えます。

強い武蔵になるためには、私たち最上級生だけでなく、後輩たちの力がなければいけない。

後輩たちの強さは、私たち最上級生の強さになる。

そして私たちが引退した後の後輩たちの強さにそのまま直結する。その次の代も同じように強くなる。

ずっと強くなり続ける。





下級生である時から、自分たちのシーズンになった時を想像することが出来れば組織としての根本が強くなる。

今の自分を、未来の自分のために変えることができる。


もし私が1年生の時からそれができていたならば。

今の倍以上の力を、考え方を持つことができていたと思います。


だからこそ上級生は下級生をもっと見てあげて、「共に」成長していっているということを自覚することが必要だと思います。下級生を見る時、下級生が成長するとき、それは上級生の成長でもあるのです。

お互いがお互いを尊敬しあえる環境があれば、成長スピードは格段に上がる。みんなが一番成長できる場所があれば、他大学にも負けない強さになる。



「4年間」



言葉にすると、想像すると長いけど。すでに3年間過ごした身としては本当にあっという間でした。


「価値」を見出すのは自分自身です。


ラクロス部にいて得られることは、何もラクロスの技術だけじゃない。

テーピングの仕方や、分析の仕方や、画像編集の仕方や、審判の仕方や、お金の管理の仕方だけじゃない。


約60人の人間と週5日で顔を合わせる機会なんて、部活をやっていない大学生には無いと思います。


部活で得られるものは、引退した後でも必ず人を強くする。必ず人を支えるものになる。それは気持ちの面だけじゃなく。


チャンスはどこにでも転がっている。

それに気付けるかは、それを拾えるかは、そして変わっていけるかは、結局は自分次第なのだと思います。









「結果が全て。結果は過程が全て。」




私が好きな言葉です。

入れ替え戦になってしまったのは、入れ替え戦にいってしまう過程があったから。


でもこれは私の大好きな尊敬できる先輩たちを責めたり、馬鹿にするために書いたわけじゃありません。


だって入れ替え戦になってしまった原因には、その過程には、今の現役が関係しているから。

まるで4年生だけの結果みたいになるけど、実際は違う。私たち下級生の行動次第で結果は変わっていたかもしれない。全員が当事者だから。


私たちは1つの大きな塊です。

一人一人の行動が、一人一人の言葉が、考えが、表情がチームを変える。チームを作る。何度もブログに書かれている言葉だと思います。


「後輩だから」とか「先輩だから」とか

「幹部だから」「幹部じゃないから」とか

「プレーしてないから」「スタッフだから」とか


役職や立場で自分を制限してしまうのは違うなと思います。

結果を作るのは過程。その過程を作るのは、私たち一人一人、チーム全員だから。




20'mulaxのスローガン「Famliy」

信頼関係。それがチームを強くする。


でも私たちは人間だから、58人全員のことを好きになるのは難しいと思います。ネガティブな意味じゃなく現実的に。


一人一人の「全て」を好きになることは難しい。

苦手な部分や気の合わない部分があるのは当然だと思います。


でもだからってそこで関係を薄くするのは違う。

Familyの意味は、好きになることでは無いと思う。好き嫌いなんてそんな軽いものじゃチームは強くならない。


「信頼」に好き嫌いは関係ない。

一人一人を尊敬すること。尊敬できる部分を見つけること。ちゃんとみんなのことを見ること。

その人の「成長」を思うこと。

それが結果的にチームの「成長」に繋がる。

逆も然り。

チームの成長を思えば、人との接し方も変わる。


一人一人分離しているようで、私たちは連結している。繋がってる。


信頼や尊敬の先に愛があると思う。

「Family」というスローガンも、掛け声でいつも言われる「チームラブの精神」というのもとても好きです。


私たちはサークルじゃないから。

ただの部活じゃないから。

日本一を目指しているチームだから。

本当の意味での、信頼のある、互いに尊敬しあえるチームにならないといけない。

他大学に負けない。強い組織にならないといけない。





長くなりました。

今回のブログは、ラクロス部MGとしての最後の1年間を悔いの残らないようなものにするための私自身の宣誓であり、そしてチーム全体へのメッセージでもあります。



全員が悔いの残らない学生時代を。



結果を出せる過程を作ろう。



ずっと目指していた場所に行こう。






新4年ASリーダー 村上りく


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