「この部活に入ればモテる!」そんな単純な想いから、3年前の春、ラクロス部の扉をくぐった。
気がつけば、そんな自分も4年生。苦楽を共にした仲間と迎える、最後のリーグ戦が目の前に迫っている。
幸いにも2年生の頃からリーグ戦の出場機会をもらい、多くの経験を積んだ。点を取れた時の喜びはこの上ない。
しかし、この3年半は決して平坦な道のりではなかった。去年のリーグ戦、一部の舞台。試合に出場することは出来たものの、何もできなかった。無力感と不甲斐なさで、悔しさのあまり涙が溢れた。
ここまで書いていて、ふと疑問に思った。
私は運動もそこまで得意ではなく、早起きなんて大嫌いだった。そんな自分が何故ここまでラクロスを続けてこれたのか。
最後のシーズンを迎える前に、この三年間を振り返ってみた。
試合をする毎に芽生える、「勝ちたい」「結果を残したい」という気持ち。答えは、これだ。
21年間生きてきて、何か大きな結果を残したことなんて、一度もなかった。高校球児だった高3の夏も、試合に出ることすら叶わなかった。灼熱の中スタンドから眺めていた景色は、今でも目に焼き付いている。
だからこそ、ラクロスでは結果が欲しかった。
もしもこの部活に入っていなかったらーそんなことを考えた。どうしようもない大学生活を送っていたに違いない。どんなに忙しくても、辛くても、ラクロス部を続けてきたことで、僕の大学生活は本当に充実したものになった。
カッコいい先輩方、生意気で可愛い後輩、そして最高に濃ゆい同期と、一生付き合っていけるような関係になれた。
何にも変えがたい、大きな財産だ。
僕の大学生活は、常にラクロスと共にあった。充実した大学生活を送り、最高の仲間と出会い、卒業後の進路も決まった。ここまで来たら、やるべきことはひとつだけ。
『勝利』を掴み取るまで、必死に戦うこと。
最後のリーグ戦、この仲間たちと笑って終わる。
そして、今まで支えてくれた保護者、コーチ、OBの方々への感謝を勝利という結果で返したい。
応援よろしくお願いします!
#22 小菅洋太