【新幹部挨拶ブログ 「攻」】
こんにちは。今シーズン '24MULAX (雪江組) の主務 / クリア・ライドリーダーを務めます。新4年生 DF の森内敦基です。
日頃より武蔵大学男子ラクロス部の活動にご支援を頂いております、保護者の皆様、OB・OGの皆様、学校関係の皆様方には、厚く御礼を申し上げます。
今年の武蔵は、ラクロス界に新しい風を吹かせます。
今後ともラクロス部の活動へのご理解とご協力をお願いします。
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ラクロス部に入部を決断してから、早くも最高学年になった。そんな俺も気づけば、幹部という責任を背負っている。
新幹部になるにあたり、先輩が引退してからずっと風呂場やオフの日に考えていた。
「学生日本一」って目標を掲げているが、俺は今まで何をしてきただろうか。
前シーズンからリーグ戦のフィールドに立たせてもらったが、目標に相応しい努力や行動が出来ただろうか。
いや、出来ていない。
何もしていないし、ましてや振り返れば悔しいけど現実逃避している自分がいた。
武蔵のOB・OGが、残してきてくれた貯金を食いつぶし、学生日本一という言葉を言い続け、それを目指せる環境をただ「守」るだけの人間だった。
これが、前シーズンのリーグ戦の必然的な結果だ。
これはチーム全体にも言えるし、俺自身が最も当てはまる。
さて、今年こそ学生日本一になるのに、「攻」めなくてどーする？
上手くいったプレーにただひたすら慢心して何を得る？
客観的にみて、そんな自分がクソダサい。
もう自分を「守」ったところで、俺の成長曲線に変化はなくなるだろう。
そんな俺を変えたい。いや、絶対に変わってやる。
失敗や苦しみを恐れず、ただひたすら前に「攻」め続けてやる。
このラストシーズン、俺が幹部になったのは、その責任と覚悟をもって戦い抜くためだ。
想像してみよう。
早稲田や慶應、法政や日体のような大規模な大学の壁を、小規模の武蔵がぶち壊して、ラクロス界に大番狂わせが起きているところを。
圧倒的に人数負けしているはずの観客席から喉が枯れるくらいの声援をもらって、相手を完膚なきまでに駆逐するところを。
この理想を現実にするためには、その大学に勝つことが大切なのではない。俺自身に勝つことだ。
周りからの煽りを受けても、その波に流されず、がむしゃらに目の前の課題に向き合うこと。
日本一になるんだから、まわりからの目線なんて気にしてられないよな。
だって日本一になるんだから、当たり前だよな。
一つのグラボ、一つの押し上げ、一つの1on1。
誰でもできそうな領域にとどまるのではなく、その上にこだわること。
皆と同じなら「攻」めてはいない。いつも通り「守」っているだけだ。
1mmの差でも「攻」
0よりかは何倍もいい。
当然、ラクロスだけではない。フィジカルもメンタルコントロールもだ。
伸び代しかない数値に、「攻」めない理由なし。
されど一つの暴走は、「攻」めではない。自分を「守」っているだけだ。
履き違えるな俺。
目指すべき目標から脱線して、自分の私欲だけで進み続け暴走ふることの愚かさを、そこから生まれるチームへの悪影響を忘れるな。
大好きで偉大な先輩からもらった背番号「2」を汚すな。その番号を俺がもっと偉大にして見せろ。
その先輩が、ずっと口癖にしていたPASSIONを燃やしてみろ。
その先に答えはあるはずだ。
今年の代は、どのポジションも最上級生が散らばっているから日本一の組織を作り上げやすい。
違う。
その前に俺が日本一に相応しい人間になれ。
JAPANを背負って戦っている人は、個人で解決できる力がある。そしてそれが組織に良い影響を与える。その姿を俺は1年生の時に間近でみたじゃないか。
俺は今のままだと個人で解決できない。
組織に良い影響を与えられない。
まず組織に頼る前に俺が考えろ。考え続けろ。
踏み始めた脳みそのアクセルに絶対ブレーキをかけるな。
去年俺はこう言った。
「自分に矢印を向けろ。」
忘れてるよな？
ブログを読み返すと今の自分が恥ずかしい。
思い出せや俺。なんでこんな大切なことを忘れていたんだろう。
俺が引退した時、このブログをみて恥じない人間になってやる。
自分との約束を破った罪の重さ、その痛みは他の誰でもない俺が一番感じてきたことだろう。
周りから弱いと見られている目線が一番苦しいのは俺が一番感じてきたことだろう。
体力がないのは、練習不足。
あと一歩の押し上げで守れた試合も、練習不足。
どんなに不利だろうと負けたら、練習不足。
この数歩、数mmの勝負がラクロス。
「攻」めきれるかだ。
忘れるな。10月1日、法政大学に4Qラスト1秒で負けたことを。
全学準優勝の相手だから俺たち戦えてたよね。とか口が裂けても言うな。
SPIRIT
この気迫と熱情を表すスローガンをチームで掲げたからには、俺がラスト1秒まで戦う姿を証明して見せろ。
もうどの大学も新たなシーズンが始まっている。
今この瞬間が、リーグ戦の勝敗を左右している。
「攻」めよう、俺たちが目指す頂まで。
ラクロス界に革命を起こそう。俺たちで。
謳われよう "小さな巨人" と。
#2 DF 森内敦基
