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2024

「憧れを超える」 中島綺音

こんにちは。

今年度ASリーダーを務めております。3年の中島綺音です。


はじめに、 OBOG、保護者の皆様、学校関係者の皆様、日頃より武蔵大学男子ラクロス部の活動に多大なるご支援、ご声援、感謝申し上げます。




新シーズンが始まって約7か月、いつの間にか半年以上が経っていた。

そして入部して2年半が経った。


思い返せば入部してから私を変えるきっかけになった出来事が二つある。

一つ目が2年生の時育成リーダーになったこと。

二つ目が3年生で分析リーダーになったことだ。



実は今までリーダーになったことがなかった。


どちらかといえばバドミントン部や生徒会活動でも、中学高校でも縁の下の力持ち的立ち位置にいた。そのため自分から率先して何かをやるというよりかは、言われたこと、やらなければならないことをそつなくこなすタイプだった。

そして育成リーダーになったとき、1マネにとって良い影響を与える環境とは何か、後輩とのかかわり方や教え方、育成に対する上級生の巻き込み方、モチベーションをどのように生み出すかなど様々なことを考えてみた。


入部してすぐ、新しい環境かつ「日本一を目指す組織」に圧倒されがちかもしれない。しかしこの部活を選んでくれたからには後輩たちに何かしらのポジティブな影響を与えたいと思った。そして同時に、自分で考え組織を作り上げることの大変さと達成感を実感した。




そして約7か月前、分析リーダーになった。


初めは自分が武蔵の分析班を築き上げてきた歴代の先輩方のようになれるのか、リーダーとして何をすべきなのか、何をすればいいのか分からなかった。正直今思えば1.2年生の時は「必死でついていく」ことばかり考えていたが、3年生になるとそれでは不十分で「チーム全体を引っ張る」意識が必要だと感じた。

というのも、昨年度、育成リーダーになった時は1マネのことばかり考えていたが、今はMULAX全体を率いるリーダーの一人である。同じリーダーでも規模が明らかに大きくなり、改めて「リーダーとは何か」を考え思い悩んだ。

とりあえずグーグルで調べてみたり、出てきた論文に目を通すなどしてみたが、明確な答えは得られなかった。そこでかつての先輩方のブログやnoteを読んだ。




私が入部したのは2022年度


その時点でMULAXという組織はすでに確立された組織で、私は「学生日本一」に憧れてその環境に入ることを決めた。つまり、私たちはその作り上げられた場に入部したが、今まで先輩方がどのような思いや考えを持ち、課題に立ち向かい現在に至っているのか、その始まりをよく知らなかった。

その分、組織を築くために必要な「自分がこの部活を学生日本一にする」という「当事者意識」を部員一人一人が持つには時間がかかるだろう。



そのため入部した直後は「自分でこの部活を引っ張ろう」という考えではなく、自分もこうなりたい、日本一を目指してみたい、最後の学生生活何か大きなことをしてみたい、という純粋な憧れを抱いていた。



それは憧れという名の他人事ではなかっただろうか。


既にある環境にただ身を置くことは時間が経てば誰でもできる。

しかしそこで部全体を前に動かすような、ポジティブなアクションを起こすことはなかなか難しいと気付いた。



1年生とき、リーグ戦に直接関わることはできなかった。

そして出場している4年生をあたかもスポーツ観戦という気持ちで見ていた、その時点では「日本一になる」という気持ちをどこか他人任せで捉えていたのではないか。

そして2年生になって多少変わったかもしれない。

しかし、リーグ戦で活躍する先輩を見て、自分との差を感じても、自分が勝ちに導いてやろうと思えていただろうか。先輩がいるからと、他人任せになっていないだろうか。



そして今、3年生になった。

今度は後輩からの憧れを受け取る側になった。


しいて言うなら2年生まではまだ下級生だが、3年生という立場は、4年生を支えるのではなく、共にさらに上へ引っ張っていく「推進力」が求められてくる。

そして先ほど言ったように、部全体を前に動かすようなアクションや変化を起こすことはなかなか難しいと気付いた。




「憧れたままでは越えられない」



大谷翔平が言っていた気がする。

日本一になりたい、という憧れの気持ちは根本であって欲しいが、「日本一になる」と本気で言えるのかが重要だと思う。それは「学生日本一」を目指す主語が、他人事ではなく、自分事に捉えなければ言えない言葉である。



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入部した当時はわからなかった組織の全体図も、業務の意味も役割も、リーダーという立場になってからは真剣にその本質を考えるようになった。


さらに今現在、私たちがグラウンド業務に加えて「トレーナー」「広報」「分析」「審判」「会計」といったユニットに所属し、大変なこともあるけれど、それ以上にやりがいを感じることが出来る組織体制は当たり前ではなく、今まで歴代の先輩方が作り上げてくれたものだと改めて知った。分析の成り立ちも知った。



私が今分析リーダーとして日々行っていることは、何のためなのか。何が基盤となっているのか。私が担うことになったポジションは相当大きなものだった。

それでもまだ、日本一になるためには何ができるか。

何が足りないのか。

何をするべきなのか。

まだまだ未熟で模索する毎日である。


それでもあかりさんとなつめさんは、私を信頼して支えてくれて、時には導いてくれる。

あさき、ゆい、せなはいつも一生懸命ついてきてくれる。

アナライジングに限界はなくて、常に高いレベルのことを求められるし、知識に貪欲でなければならない。

数値から何かを読み取ったり、仮説を立てたり、選手の主観と客観的数値をすり合わせることは全く簡単なことではないと思う。


だけど私は考えることが好きで、考えている時間、正解ではなくとも自分なりの考えを導き出す工程、考えて考えてそれを研鑽していく。その達成感と満足感がやりがいになっている。



だから私は分析班を選んだ。

そして今ではラクロスの知識がついてきて試合を見るのも、普段の練習を見るのも、同期と後輩の成長が分かるのも、すごくやりがいになっている。




みんな入部する時は「学生日本一」に憧れて入ってきたはず。

しかし時間が経つにつれ感じて怖気づいていないだろうか。




ゆきなへ


2年前はまさか同期マネが2人になるなんて思ってなかったし、まさか広報リーダーと分析リーダーになるなんて思ってなかったね。

今はまだ、2人とも未熟で不安なことも多いし、悩んでいることや来年の事、いろんなことを話すようになったね。だけど今何をするべきなのか分からないながらに考えていけば、いつの間にか不安もなくなるかもしれない。だからあかりさん、ちかさん、なつめさんから安心してあとを任せるって言ってもらえるように頑張るしかないよね


頼りにしてるよ!



同期へ



初戦は早稲田。


相手はこっちを甘く見ているかもしれないし、見てないかもしれない。

だけど去年3年メンツの手の内がバレてない分ダークホースになりうるんだよ。しかも当たり前なことを言うようだけど武蔵は一部校。つまり武蔵DFは強いし、そこに普段の練習で1点取れれば、実際の試合でも1点取れる実力があるんだよ。

それは逆も然りで、「武蔵は慣れ親しんで手の内が分かっているから」って言うかもしれないけど、分析班はそのためにスカする。だから分析班との向き合い方も考えて欲しい。

こないだの長妻さんミーティングで去年のあけさんと同じレベルって言われてたけどほんとにそうだと思う。


うちはリーグ戦で

たいががまくって、ゆうきがアシストして、たいしがクリースプレイして、ちぼがランシューして、たいせいが1on1して、しみがグラボ拾って、修平がチェックして、ひなたがこうきさん化して、りょうまが神セーブして、ゆきながベンチ入って活躍するんじゃないかと信じてる。



リーグ戦、勝ち抜くためにはスカウティングがカギになると思う。

そのためにやれることをやる。

あと一か月必死に食いついていこう。



中島綺音

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