一年生のウィンターが終わり、1週間が経とうとしている。
ウィンターを振り返ったとき、一年生のみんなは何を感じているのだろう
私は正直、振り返るのも嫌になってしまうくらい悔しい気持ちがある。
国士舘と初めてチームを組んで練習したのが10月26日。
そこから1ヶ月弱、グラウンドの都合上、ナイター練習が多く選手にとって、とても負担が多かった日々が続いてたし、ラクロス漬けの毎日にうんざりした人もいたと思う。
それでも優勝に向けてひたむきに頑張って走るみんなはかっこよかった。
これなら優勝できる。
これは根拠のない自信ではなく、本当に心からそう思ってた。
ウィンター直前、先輩スタッフに
"一年生どうなの?"って聞かれたとき、
"勝てます。"と私は言った。
この時は笑って言ったけど、本心からの言葉だった。
それでも結果は二回戦敗退。
しかも、ウィンター前に練習試合を組んで勝ったチームに負けた。
正直絶対に勝てる相手だと思ってた。そんな慢心がこの結果に繋がったのだ。
試合直後みんなの顔が見れなかった。この結果が信じられなくて呆然と立っていた。
なんで負けたのか?
台風で試合スケジュールが変わったせい?
雨のせい?気温のせい?
合同チームで時間がなかったせい?
こんな言い訳はしたくないけど、自分たちのせいってわかってるけど、それが受け入れられなくて、言い訳ばかりが頭に浮かんだ。
私はウィンターでマネージャーリーダーをやらせてもらった。
でもリーダーなんて肩書きだけで、なにもできなかった。
私がもっと何かやっていれば、改善しなきゃいけないところに気づけていたら、と思うとなんとも言えない気持ちになる。
もうこんな想いは二度としたくない。
あすなろでは言い訳もしたくない。
最後の同期試合、みんなが望む結果に繋がるように。
たくさん練習して、たくさん話して
絶対優勝しよう。
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そして、ウィンターが終わったと同時に育成が終わった。
2マネはいつでも優しかった。頼もしかった。
なんでも話せるお姉ちゃんみたいな存在だ。
そんな2マネの存在は、ラクロス部に入ってよかったと思える理由の1つでもある。
次は私たちが育成する番。
まだまだそんな実力なんてないけど、私たちにとって2マネの存在が大きいように、入ってきてくれた後輩にそう思われる先輩になりたい。
そして、プレイヤーの育成をしてくれた、かずとさんひなたさんまさるさん。
入部してから朝早い練習や、遠いグラウンドでの練習試合、ウィンター前にはナイター練習にもずっと付き合ってくれた。
やる気なさそうに見えて、実はすごい熱くて的確なアドバイス、時には厳しい喝を入れてくれるひなたさん。
話すのが苦手だと言ってたからこそ、自分が練習に混ざってプレーで見せてくれるまさるさん。
そして、誰よりも練習に来てくれて、たくさん話してくれて、プレイヤーからもスタッフからも信頼されているかずとさん。
特にこの3人には優勝した姿を見せたかった。
優勝という形で恩返ししたかった。
ウィンターではこの思いは達成できなかったからこそ、あすなろは絶対に優勝しなければならない。
今までたくさん教えてくれた2年生のためにも、
応援してくれる人たちのためにも、
そして自分たちのためにも、
全員で戦おう。
1MG さやか