あと1回。
この'19MULAX で、このメンバー全員で、練習できる、ラクロスができる、同じところを見ながらひとつの目標に向かっていける回数です。
言葉にしてみても実感が湧きませんが
本当にくるんですね、、
一番お世話になった、一個上の先輩が
引退する日。
控えめな人が多くなかなか一歩踏み出せず、
私は正直、打ち解けるまでに他の代より時間がかかった代ですが
"努力"を背中で魅せてくれたプレイヤーの先輩と
誰かのためにこれだけ注力できる人たちがいるんだっていう衝撃を与えられた、"マネージャー"というものの概念を覆してくれたマネージャーの先輩です。
出会ってから、同期と同じぐらいの時間を一緒に過ごしてきた代。
今では、大好きで大切で必要不可欠な存在で
寂しい以外の感情がでてこなくて
心の底からこんなふうに思える先輩は、
私の人生で初めてです。
プレイヤーマネージャー共に、本当に個性が強くてめちゃくちゃ生意気なわたしたちの代が
こんなにラクロス熱心になれたのは、自由にやらせてもらえたのは、一個上が今の4年生だからだったと思います。
先輩にこんなこと言うのありなの?って思うような同期の発言に私は何度もヒヤヒヤさせられましたが
絶対に否定しない4年生。
どんな意見でもまずは聞き入れてくれる
そんな姿勢が信頼される理由だと思います。
4年生の引退を目の前にすると、
同時に目の前に迫ってきている自分たちの代のことを考えるようになりました。
後輩たちはついてきてくれるかな
楽しくやってくれるかな
自分たちが不安に思っている以上に
不安なんじゃないかな
それぞれの代のカラーがあるから
'20MULAX はきっと今とは全然違うチームが出来るはずで
それぞれの代のカラーがあるから
そこが面白い。
けど、
「個性」というのはときに、
恐ろしい言葉になりうるなと思います。
"それがこの代のカラーだから"
ラクロス部にいるうえでよく聞くし、自分自身の口からもよくでる一言です。
"そういう代だから"
知らず知らずのうちに、この一言で済まされてしまうことがしばしばあります。
個性を主張することは大事だけど、スポーツをするうえで、部活という団体に所属しているうえで
どうしても、カラーに飲み込まれてはいけない場面があります。
今のチームは
同じ熱量で、同じ方面に向かって
というのがわりと苦手で、
来シーズンの課題でもあると私は感じています。
そりゃあこんなにも大人数の人たちが、全員が同じ熱量で一つのことに向かっていくのは簡単なことではないです。
私たちは出身地も違えばやってきたスポーツもバラバラだし、唯一全員に共通しているのは、武蔵大学男子ラクロス部の一員であるということだけです。
じゃあ、今この武蔵大学男子ラクロス部が目指すべきものはなんだろうか。
"入れ替え戦で、圧倒すること。
魅せる試合を60分間続けること。"
簡単です。
'19MULAX に残された試合は、泣いても笑ってもあとひとつ。
11/16(土) 9:40 からの60分間。
どんなに上手くいかないときでも暖かい声援を送ってくださった、遠い試合会場でも応援に足を運んでくださった親御さんのため
何年経っても部員のことを気にかけてくれ、物品の支援をしていただいたり、日頃より応援してくださるOB・OGの方々のため
大学生活のほとんどを捧げたラクロスを、最後までやり切って悔いなく終えるため
そして、来年戦う舞台が決まる自分たちのために。
「一部残留」は必ずや
リーグ戦でなかなか成し遂げられなかった
「魅せる試合」をしてほしい。
どんなときもいつもそばで支えてくれた先輩と
誰より熱量が高くて頼れる同期と
生意気だけどとっても可愛い後輩と一緒に
全員で、
試合終了のホイッスルがなる瞬間まで。
3MG 大塚莉香