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2018.11.09
コラム

入れ替え戦直前 四年生インタビュー 『絶対』#24 AT 原田 大輝

入れ替え戦直前 四年生インタビュー『絶対』



#24 AT 原田 大輝



武蔵大学男子ラクロス部、18'MULAXの主将としてチームを引っ張ってきた原田。普段の様子からは想像もできない熱くラクロスをする姿。人一倍努力し、主将らしさ、原田らしさを常に忘れず、先陣をきって、みんなを引っ張ってくれました。リーグ戦前の大きな怪我や、主将としての苦境を乗り越えた心境を語ってくれました。



Q1 ATになった理由は?

  最初はMFになりたかったんですけど、長妻さんが無理やりATにさせました。(笑) でも自分が1年生の頃、当時4年生だったゆうだいさんと同じポジションができることは嬉しみもあり、逆にエースのポジションであるATが自分に務まるのか不安な気持ちもありました。


Q2 最上級生としての一年はどうでしたか?

  今までと違って個人のことだけでなく、チームのことを考えなくてはいけないし、自分の調子が悪くなったときに怪我とかも重なって、色々なことを考える機会が多くなってしまい、自分としては耐えられ難いものがあったんですけど、そこで色々な人に支えてもらえたことで、この1年やり超えたと思いますし、主将を楽しめたと思います。本当に支えてくれた人には感謝しています。


Q3 主将として得たものはありますか?

  主将だからこそ気にかけなくてはいけないことも出てきたし、逆にもっと知りたいと思えたことがあって、人に関心を持つようになりました。自分の思い込みっていうのを捨てる意識を持ち、この人はこういう考えだという思い込みをしないで、この人はどんな考えを持ってるんだろうと考えることで、その人の本心を知れたので、人への関心や興味とかを知ることっていうのは主将だからできたことです。


Q4 主将として辛かったことはなんですか?

  チームのことを考えなくてはいけないのと同時に、自分の技術の能力を上げなくてはいけなくて、かつ自分が点を取らないと勝てないという状況を自分で勝手に思い込んでたので、そのプレッシャーと自分が本来見せなくてはいけない姿とのギャップがかなり大きかったので、自分の能力のなさを痛感したのは辛かったです。


Q5 上に立つ立場としてなにか決めたことはありますか?

  高校の時は親にも先生にもサッカーをやるといって大学に入って、自分でもプロを目指してましたが、怪我が原因でサッカーを続けられなくなり、ラクロスに転向したんですけど、サッカーで上を目指せなくなった分、ラクロスで上を目指そうとは決めてました。



Q6 男ラクでつらかったことはありますか?

  大学生はプロとは違って自由なので、人それぞれ部活に入ってる思いも違うし、やりたいことも違うし、勉強と両立させたい人や、色々なことに挑戦しながらやってる人もいて、目的が部活だけではないという環境の人が多い中で、学生王者とかファイナル4を目指す上で、自分の部活に対する思いをどれほど浸透させていいのか、ほかの人にどこまで影響させていいのかというところは部員の人生の一年間を預かってるって考えると選択するのが難しかったので辛かったと思います。


Q7 やめたくなったことはありますか?

  ないです。元々遊ぼうと思って大学に入ってなかったのでやめることを考えたことはなかったです。


Q8 やっててよかったことはありますか?

  応援してくれる人がたくさんいる中で自分が大好きな運動、プレーを見てもらえる環境は部活をやっててよかったと思えることです。


Q9 四年間で得たものはありますか?

  人の気持ちとか、人に関心をもったり、色々な人の立場になって考えてみることっていうのはこの四年間で培われたもので、もちろんラクロスの技術とか体力面もそうなんですけど、どちらかというと自分の考えが自分中心じゃなくなったことがこの四年間で得られたことです。


Q10 四年間で1番印象に残ってる出来事はなんですか?

  リーグ戦初戦の2.3週間前に救急車で運ばれたことです。(笑) あの時の絶望と喪失感はなかなか味わうことができなかったと思います。ファイナル4をみんなに保証すると言ってきて、チームの調子も良くなってるときに離脱してしまったときの申し訳なさは印象に残ってます。


Q11 モチベーションはなんでしたか?

  今まで応援してくれてたりとか、自分が掲げた目標に対して本気で支えてくれる人たちがいたから、頑張れたし頑張らなくてはいけないという気持ちになれました。プレーヤーでも試合にでれなかったり、自分が引っ張ってきたことにも否定の気持ちとかあったとは思うんですけど、しっかりついてきてくれて、かつ、マネージャーというのはプレーヤーと違って、プレーもできないし、本番の試合では見守ることしかできない人たちが、本気で思いをぶつけてくれたり、支えてくれたりするのが、自分が試合に出る以上勝たなくてはいけないというモチベーションになりました。


Q12入れ替え戦かわからなかった期間の気持ちはどうでしたか?また、決まったときはどう感じました?

  正直、入れ替えになってほしいと思ってて、自分の中ではまだチームを完成しきれてないという気持ちがあったので、このまま残留すれば、結果として今までにない4位っていう結果でよかったのかもしれないけど、自分の中では学生王者になりたいという気持ちがすごく強くて、それを目指してたチームとして完成度はまだまだの状況だったので、自分の中ではあってほしいというのがありました。入れ替え戦が決まった時は正直嬉しい気持ちが大きくて、部活にとって1番いいことって応援してくれる人がいる中で自分のプレーを見せることができるというのが部活のいいところで、自分もそこが魅力でやってるので、入れ替え戦が決まって良かったと思います。


Q13 大輝さんにとっての同期とは?

  自分が主将になったのは同期が選んでくれたおかげで、最初は自分ができるわけないと思ってたんですけど、実際やってみて、四年間で1番楽しかったし、主将になったからこそ得られたことっていうのはかけがえないものが多くて、そういう面では自分を主将に選んでくれて本当に感謝しています。あとは、自分の力のなさから同期には本当に迷惑をかけて、自分の考えの甘さだったりとかで大きく傷つけたひととかそのせいでやめる人もいたと思うんですけど、自分を受け入れてくれて、最後までつらかったと思うけど頑張ってくれた同期には本当に感謝しています。


Q14 大輝さんにとってMULAXとは?

  高校のときにも怪我が多くて、やり残したことが多くて悔しい思いをしてるときに、このMULAXに入り、今の現役だけではなくて、OBOGにもお世話になって、自分がラクロスできる環境を置いてくれたMULAXがあったからこそ、武蔵大学に入ったよかったと思えるような思いにさせてくれたので、大学が最高だったと思える原因の一つです。


Q15 来年どんなチームになってほしいですか?

  来年のチームには自信を持ってほしいです。ずっとみてきた後輩たちが技術があるのに自信がもててなかったり、誰よりも自主練してる代なのに、自分の影響もあって、結果を残せてなかったというのは自分の中でも心残りで、誰よりもいい思いをしてほしいなっていう気持ちが強いです。できれば今年の目標の学生王者を続けてほしいし、いまどんだけつらい思いをしてても最後には笑って終われるような、どんどん壁にぶちあたって、最後みんなでラクロス続けてよかったとか楽しかったとか言って終われるようなチームを作ってほしいです。


Q16 後輩へのメッセージをお願いします!

  1番喜ばなくてはいけないときっていうのはリーグ戦が終わったときだと思うんで、その時まで喜びはとっておいて、今のうちからどんどん思ったこと、つらいことにぶちあたって、最後には笑えるようにその時のために毎日の日々を過ごしてほしいと思います。学年関係なく、自分の時間も大切だとおもいますが、できるだけ最後笑えるような後悔しないような毎日の日々を過ごしてほしいです。


Q17 入れ替え戦への意気込みをお願いします!

  本当に今まで、自分勝手にやってきたので、最後はみんながいい思いをしなくてはいけないと思ってます。自分が点を取るとかアシストするっていうよりも本当に勝利のことだけ考えて、自分が最善の指揮をとって選択していきたいと思います。



【第31回記念関東学生ラクロスリーグ1部2部入替戦】

11月17日(土)

10:50 F.O

vs.東海大学

@葛飾区奥戸総合スポーツセンター陸上競技場

アクセス:京成線青砥駅より徒歩15分