「第一歩」
日頃よりお世話になっている武蔵大学男子ラクロス部OB OGの皆様、保護者の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
1年マネージャーの小林美月です。
間近に迫ったサマーに向けて、私の思いを書きたいと思います。
最後まで読んでいただけると幸いです。
武蔵大学男子ラクロス部に入部してから5ヶ月が経とうとしている。初めてのブログはわくわくと不安が混ざっていた。その時の自分が今の私を知ったら驚くだろうな。そのくらい想像を超えた日々の連続だったから。
ラクロス部に入部してからの生活はガラッと変わった。
今では朝4時に起きて始発に乗ることが当たり前。週に5日の活動ということもあり、ラクロスが生活の一部になっている。
その生活の中で私は成長できているだろうか。
朝のグラウンド準備も何をすればいいのか覚えられてきたし、いつもやっていることなら1人でできるようになった。今では1年練を1年生マネージャーだけで任されることもある。どれも同期の存在が大きい。いつでも力になってくれるし、私もみんなの力になりたいと思って活動している。本当に感謝しかない。ありがとう。月日が経って、できることが増えて自分に自信がついてきていた。
そんな中、始まったリーグ戦。
初戦の早稲田戦。私は白熱した試合を応援席で見ていた。ショットが決まるとみんなで自分のことのように喜び合い、苦しい展開では大きな声で応援し、プレイヤーを鼓舞した。楽しくて、みんなと応援で1つになれているようでより一層ラクロスが好きになった瞬間だった。
2戦目、慶應戦で見た景色は全く違っていた。
試合は全く見えない、誰がショットを決めたのかすらも分からない。しかし、そこには応援席とは違うやりがいがあった。
私は、慶應戦でベンチに入ることができた。嬉しいという感情と共に、ラクロス部にとってこれまでの練習は全てこのリーグ戦に向けたもの、とも言える大事な1戦にベンチメンバーとして関わるという緊張があった。朝の電車で1日のタイスケ、プレイヤーが水・ポカリのどちらを飲むことが多いのかを何度も確認。自分ができることは全てやろうと思っていた。しかし、慶應戦が終わり、そこで感じたのは自分の「もっとできる」という感情だった。
戻ってくるプレイヤーをただ待つだけではなく、氷をあてたりうちわで扇いだりすることができる。試合に集中しているプレイヤーに今の状況を伝えることができる、声かけができる。
1日を終えて、たくさんの反省が自分の頭に浮かんだ。
こんなに不甲斐ない自分を繰り返す訳にはいかない。すぐに改善できることばかりなのだから今すぐ実践しよう。そう思いながらリーグ戦以降の練習に取り組んできた。声は誰よりも出そう、プレイヤーの様子を気にかけて氷や水が必要かをすぐ気づけるようにしよう。自分が次にベンチに入るとき周りから不安に思われないように、できることは全てやる。
ベンチに入ったことで同期マネの誰よりも近くで先輩の動きを見ることができた。見て学んだことがたくさんある。それが1番のアドバンテージ。
それはサマーの力に変わる。絶対に無駄にしない。
いよいよ1年生が主役となる初の公式戦サマーが始まる。
大学から始めたラクロス。あっという間だった。でも、これまでの日々の練習や練習試合で同期の成長は目に見えて分かる。夏本番になって暑い中、練習が終わった後も筋トレ・シュート練習をしている姿を見てきた。自分たちで話し合い、どこが悪かったのか、どうしたらもっと良いプレーができるのかを考えている。そして、上級生の方々から頭が上がらない程の協力を経て今がある。いろんな努力やいろんな人の協力でここまで成長してきた。
私はトレーナーのように怪我や食事の管理をしている訳ではないし、分析のようにプレーにおける的確なアドバイスをする訳でもない。でも、広報としてカッコいい写真でみんなのことを沢山の人に知ってもらうし、応援してもらえるように頑張ってる。トレーナーや分析のようにユニットとして近くで支えることは少ないかもしれないけれど、しっかりみんなの力になる。そう信じてる。
初戦はフレッシュマンカップで優勝を阻まれた日本体育大学。同じ結果はいらない。
サマーを1年生だけでやり遂げるために分からないことは先輩からたくさん教えてもらった。あとは自分の努力次第。みんなのことベンチから全力で支える。だから胸を張って全力でプレーをしてきてほしい。
大学4年間の5ヶ月。短いと感じる人も長いと感じる人もいると思う。その期間、必死に頑張っても上級生との技術の差はもちろんある。でも、落ち込んでる暇はない。1年生だからこその伸びしろがあるし、なんでもできる強さがある。1年生らしくがむしゃらに戦おう。
「勝ちたい」という気持ちだけは絶対に負けるな。
チームとしてもマネージャーとしても勝ってやる。
応援してくださる全ての人を笑顔にして恩返ししないとね。
1年生、ラクロス部としての第一歩。
最高の試合、最高の夏にしよう。
1年 小林美月