「狂気」
こんにちは。
僭越ながらブログの冒頭にて自己紹介をさせていただきます。
2022シーズンの副主将を務めます、和氣 宗汰(わき そうた)です。
ポジションはゴーリーです。
よろしくお願いします。
昨シーズンの大躍進や今ラクロスができている環境は、OB・OGの皆様、保護者の方々や学校関係者の方々のご協力のお陰です。
この場を借りて感謝申し上げます。
いつも大変お世話になっております。皆様の応援が大変励みになっております。
2022シーズンも学生日本一を目標に掲げ、毎日泥臭く足掻き続けるので、どうか応援していただけると幸いです。
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ラクロスを始めてから早くも3年が経とうとしている。
振り返ると、チームの為に自分ができたことといえば、新歓で部員を集めたことぐらい。
ゴーリーとしては何も貢献できていない。
20シーズンではシーズン始めでは期待を背負い試合に絡むものの、最終的にはリーグ戦のベンチでインホームを全うするだけ。
昨シーズンでは、途中まで試合に出るものの、リーグ戦では出場時間0。ほぼとかではなく、リーグ戦のコートに足を踏み入れてすらいない。ベンチにいるだけだった。
ゴーリーになってから耳も塞ぎたくなるくらい評価を受けた。
自分は下手だと受け入れるのに時間がかかった。
それもそのはずだった。自分が決めた事を徹底できていなかった。練習の反省をただ出すだけになっていて、その後の練習の意味がなかった。
自分が決めた事を破る罪の重さを理解していなかった。
なんで自分は上手くならないんだろう。
なんで練習はしているのに上達しないんだろう。
なんで自分が決めた事を守れないんだろう。
シーズンが終わって考えた。
練習量が足りていない?
違う。
ゴーリーを好きになっていない?
違う。
自分の代じゃないと思っていた?
どれも違う。
答えは
「狂気」 が足りない。
これだった。
ラクロスに対して狂い切れていない。
死に物狂いで試合に出てやろう、活躍してやろうという行動がなかった事だ。
ブログでも何回か書いたであろう自分の高校時代は、確実に、確実に狂っていた。
弁当を短い休み時間の間に食べて、昼は体育館に行き、練習する。
朝練も放課後の練習も毎日やって休む暇もなかった。
だけどその時は自分が狂っているなんて自覚はなかった。
ただ、チームの目標を達成したくて、勝ちたくて、活躍したくて、ずっと練習していた。
やっぱり、成功する瞬間の前には自覚しないけど「狂っている」瞬間が存在している。
あいつはおかしい、とか
よくあんなになってまでやるな、とか
周りから小言を言われるくらいやって始めて自分が目指しているものが訪れる。
でもそれに気づいてはいけない、自分は狂っていると自覚してはいけない。
気づいていないけど気づいたらここにいたという状態に陥らないといけない。
気づいたら過去は狂気だと思っていたのが、今では普通になっている状態。
それに至ることができればなんだってできる。
そんな状態は幸せでしかない。
今の自分は、高校時代の経験もあったのに、この体たらく。
ラクロスには狂い切れずに現役を終えてしまうのか。
熱い気持ちを持って入った部活なのに活躍できないのか。
自分で決めたことに真っ直ぐ向き合えないで終わるのか。
それは違う。
日本一を獲る為にここにいる。
自分が成長したいと思ったから続けている。
成長や目標が達成できなくて4年間終えるのは悔いしか残らない。
このまま同じようにやっていては無念で終わってしまう。後悔の念だけが残る。
何もできていないのに、よくやったと錯覚を起こしてしまう。
だから、やると決めたことは今すぐやろう。
やろうと決めた時、今すぐやるか、はたまたその内やると一旦忘れるか。
ここが大きな違いを生む。
一旦忘れるといつになっても始めることができない。むしろまだ準備できていないと思い込んでしまう。
いつの日か、知識、道具、お金、やろうという気力、やりきる体力、その全てが完璧に揃う時期が来ると信じてしまう。
だがいくら準備を念入りにしてもそれが成否を決めることは絶対にない。
いかに素早く一歩目を踏み出せるか。
いかに多くの問題点に気づけるか。
いかに丁寧に改善できるか。
目標に近づく為に、できることはその工夫しかない。
目の前のことに狂う。それの繰り返し。
踏み出さなければ成長も成功も失敗も訪れない。
そして、自分が決めたことは守ろう。
法を破ったら、罪は償えるが、
自分の美学を破ってしまったら、一体誰に向かって償えるのか。
自分との約束は破る人は気づいたらどこに向かえばいいか分からなくなってしまう。
そのときは自分に対する小さな裏切りでも、
後から大きな報復となって自分に返ってくる。
自分で自分を裏切るな。
自分が決めたことくらいは守れ。
自分が決めたことに貪欲になれ。
自分が決めたことに狂気を持て。
自責と後悔の念をここに置いていく。
どの大学も狂わなきゃ勝てない。
いくらやっても足りないくらい道は長い。
じゃあやってやろうじゃないか。
俺は準備はできていないが、一歩踏み出す勇気がある。
永遠に出てくる課題に立ち向かう自信がある。
全ての問題を自分事として捉えられる。
得点には直接絡めないかもしれないが、失点の為にこの身を犠牲にできる。
チームの為に心を鬼にできる。
だから、心を燃やし続けよう。
だから、来たる一瞬のために狂おう。
学生日本一へ。
応援よろしくお願い致します。
22シーズン副主将 和氣宗汰