まず初めに、日頃より武蔵大学男子ラクロス部に多くのご支援、ご声援をいただいております、保護者の皆様、OBOGの皆様、学校関係者の皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。開幕戦を実際に見に来てくださり声援を下さった皆様、配信で応援下さった方々にも感謝申し上げます。
また、新型コロナウイルスにより先行きが不透明な中、制限なくリーグ戦を行えるよう尽力してくださっている大会関係者の皆様にも感謝申し上げます。
リーグ戦期間という大切な時期にブログを書かせていただけるということで、誰かのなにかになれればいいなと思って書きます。
長く拙い文章になりますが、読んでいただければ幸いです。
中央戦
負けた。
正直初戦が中央と決まったときから勝つことしかイメージしてなかったし、
中央戦後のブログを書くと言われたときも
たつやさんがおしゃれなショット決めて会場がどよめいたり、
和氣さんがエグイいショット止めてそのまま海成さんが颯爽とブレイクしたり、
そんなことを想像して
恥ずかしながら震えていた。
が、
勝てなかった。
4Qラスト5秒、気付いたら逆転されていた。
海成さん、和氣さん、熊さん
DFを引っ張ってきた4年生が崩れ込んでいたのが今も忘れられない。
スコア後すぐに行われたスティックチェック
祈ることしかできなかった。バカみたいに手を合わせて、ただただ祈っていた。
祈ったところで結果が変わる訳はないのに、
そうとわかっていても祈るしかなかった。わずかな可能性に縋るしかなかった。
試合終了のホイッスルが鳴った後、暫くは負けたことを受け入れられず、
なにが起こったのか、理解が追い付かなかった。
負けを実感したのはいつも弱みを見せないプレーヤーが静かに涙を流していたのを見た時だ。
後悔、不安、焦り
色んな感情が一気に押し寄せてきた。
このチームなら、この人達なら、4年生なら、
本気でそう思っていた
だがリーグ戦は甘くなかった。
全大学が、全員が、自分のラクロスに誇りを持ち
本気で挑んできた歳月を背負ってこの大会に挑んでいる。
甘えや油断は許されない。小さな綻びや油断が命取りになる。
生半可な気持ちでは勝てない。
私たちが戦っているのはそういう場だった。
今4年生は本気で自分と向き合っている。
反省グループでは多くの意見が飛び交い、何度も何度もビデオを見返しているのがスタッフの私でもわかる。
同期も中央戦から大きく変わった。
本気って言葉として表すと薄っぺらく感じてしまうくらい
自分自身と、チームと、
向き合っている。
だからこの場を借りて、試合に出ていないベンチメンバー、ベンチ外メンバー、スタッフ、1年生、全員に問いたい
「勝ちたい」
本気でそう思っているか。
自分の部活に対する気持ちは本気でやってる人の前に出せるものなのか、
1年生にはまだ難しい部分があるかもしれない。
でも1度自分と向き合い、考えてみてほしい
「同期が好きだから」「ラクロスかっこいいから」「なんか楽しいから」
どんな理由でもいい
目の前の勝利を泥臭く求め、本気で向き合えていたか。
中央戦をどれだけ自分事として受け止め、行動を変えたか。
ラクロスはチームスポーツだ。
だがそのチームはフィールドに出ている10人だけではないと私は考える。
ベンチメンバーでもない。
チームに関わる全員だと思う。
ベンチに入ってないから、スタッフだから、1年生だから、そんなの関係ない。
だからこそもっと自分とラクロスと、
向き合ってほしい。
そしてこんな偉そうなこと言ってる私自身も変わらなければいけない。
中央戦後、沈んでいるプレーヤーにかける言葉が見つからなかった。
自分の今の向き合い方でそれっぽい上辺だけの言葉を発するのは失礼だと思って、なにもできなかった。
本当に無力だった。
だから中央戦後真剣に夜通し向き合った。考えすぎで気付いたら熱出てたけど。
後は行動で示していくだけ。
1人1人の気持ちが、行動が、
チームを創る。そしてそれが勝利へと繋がる。
中央戦で味わった気持ちを忘れずに
糧として
まずは獨協戦
勝つだけじゃ足りない
武蔵のラクロスで圧倒しよう
予選リーグ残り5戦
全て勝とう
勝ってFINAL4、FINAL、日本1へと駒を進めよう
もう負けたくない
海成さん英太郎さん和氣さん、他の4年生も、
第一線でチームを引っ張ってきた人が負ける姿をもう見たくない。
これだけチームのことを考えて自分の時間を費やして勝つために向き合ってきた人達の、
どんな言葉でも言い表せないくらい真剣にラクロスにかけてきた時間を、
足りなかったのか？間違ってたのか？
そう思って欲しくないし、思われたくない。
和氣さんにどの立場だよって怒られそうだけど
それでも私は
4年生のために勝ちたい。
勝って喜ぶ姿が見たい。
そのために
全員が
向き合おう。
全員で
勝とう。
髙梨香子
